●▲■ きた産業 メルマガ・ニューズ vol.42 ●▲■
    発行日:2004年 4月27日(火)
 ■アルコール飲料産業のためのクロスオーバー情報■
発行:喜多産業株式会社 http://www.kitasangyo.com

------------------< 目 次 >------------------
●▲■<酒つくり体験、新潟、京都、大阪>

ご紹介アイテム●1▲「お酒の、キャップは、きた産業」
ご紹介アイテム●2▲「一升びんの替栓のPETスポット箔」
ご紹介アイテム●3▲セクシーなカーブ「ドレスII 180mlびん」
ご紹介アイテム●4▲ピンクも登場「一升びんのバリエーション」

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清酒、焼酎、泡盛、ワイン、ビール、リキュール、などなど、
お酒産業の皆さんとの取引が当社の生業(なりわい)です。
業界に長いと、お客様と話すときにも、ついつい、
「酒づくり」を多少知ったような口を聞いてしまいます(反省)。

生来「酒好き(飲むこと好き)」ですが、
「酒知識好き」でもあり本棚には酒関連書籍がずいぶんあります。
が、実際の酒つくりをしたことがない。

やってみよう、と思い立ったのが1年前。今回はその体験記。


●▲■ アーカイブ資料<酒つくり体験、新潟、京都、大阪> ●▲■ 
http://www.kitasangyo.com/Archive/Data/experience.htm

●▲■ 新潟で清酒つくり体験

ストップウォッチを見ながらの杜氏さんの号令で、
私を含めた5人が5つのザルにむかって一斉に洗米。
お米は精米歩合38%の大吟醸用。緊張する。
ゴム手袋をしていても手の切れるような冷水。
わずか数十秒間だが黙々と、おおげさでなく全霊を集中して米を洗う。

浸漬から引き上げるタイミングも5人が1秒の差もない。
水切り後測定した重量(吸水度)はほぼ目標値どおり。
「吟醸は洗米前の27%増」(岩波新書「日本酒」秋山裕一著)は、
こうまでやって管理するのか、と感銘。

麹室にて吟醸用の製麹を見せてもらう。
切り返しは昔ながらの手作業だが、温度や重量はデジタル測定。
目標温度が0.1℃単位の設定なのに驚いたが、
手作業でその目標温度ジャストに収めるのはさらに驚き。

夕方、杜氏さんが「明日朝の麹温度はxx.x℃ねらい」という。
驚くべし、翌朝の温度は杜氏さんの言った数字とわずか0.1℃差!

清酒つくりはこんなにシビアか、と感銘。


●▲■ 京都でワインつくり体験

朝一からシャルドネの収穫作業。
ワインメーカー(兼ヴィンヤードマネジャ)さんの手入れの賜で、
ぶどうの葉や粒の状態は非常によい。

以前、「ぶどう摘みはホントに楽しいよー」と、
収穫手伝いが毎年恒例という人から吹き込まれたことがあって
気軽に考えていたのだが、実際はこれほど「きつい」とは。
腰痛と疲労でとても長くは続けられない。

ほかの人がどんどん進んで行くのに私は遅々として進まぬ。
昼までにこの畑を終えねばならないのに、あせる。

それでも結局、私が遅い分は皆さんがカバーしてくれて収穫終了、
昼過ぎには収穫したぶどうの重さを量ってバルーン式搾り機にかける。
除梗も破砕もせずに房のまま(whole bunch)で搾るので、
ほとばしる勢いではなく、じわりと湧くように染み出るシャルドネ。

果汁はヴィニフェラ独特の香り、糖度も満足のいく数字、感激。

搾られた果汁を見つめていると
「(清酒やビールと違って)ワインは水をまったく加えない、
ぶどう果汁だけの酒なんだ」、
という当たり前のことを改めて思い知らされる。

ワインは大地と太陽の賜物なのだ、と体感。


●▲■ 大阪でビールつくり体験

「ヴァイツェン(小麦)ビールの仕込みは温度管理がポイント」で、
一般的には「マッシュ(麦芽を湯に投入したもの)を
一旦50℃前後に保って蛋白質を分解した後、
糖化に適した65℃程度まで昇温させる」(耳学問ですが)

この地ビール醸造所の釜はその温度制御ができる構成になっていない、
にもかかわらずブルワーさんらが考えた手順で、
ヴァイツェン仕込みに初挑戦、というのを見せてもらった。

具体的には、まず50℃強になるよう麦汁ろ過槽でマッシュをつくる。
しばし休止の後マッシュをかき混ぜながら、
ろ過槽の底から熱い湯を足して全体を糖化温度まで上げる。

変則的方法ゆえか、目標温度には若干届かなかった。
しかし、初挑戦としては上々の出来だということは、
醸造所内に広がる独特の甘い香りでわかる。

その後の工程も順調で、小麦の風味が香ばしい淡い色の麦汁が完成。

仕込み体験というより現場見学に近いものだったが、
約9時間の体験を通して、
ブルワーさんのビールに込める情熱を実感。


お世話になった清酒メーカー、ワイナリー、そして
地ビール醸造所の皆さん、本当にありがとうございました。
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当社は資材や機械をご提案するのが生業だから、
まあ、酒つくりのことを知らなくてもよいのかもしれない、
むしろお客様からは「酒つくり体験する暇があったら
安くて良いキャップを研究しろー」とお叱りを受けそうです。

しかし、やはり、酒つくりを知った上で
我が生業に取り組むことができれば「うれしい」。

当社の販売する資材や機械は工業製品ではあるけれど、
単なる工業製品の供給者としてではなく、
「酒文化」の一端を担う者として資材や機械を提供すること、
に取り組んでいきたいと考えております。

(追記:近いうちに焼酎と泡盛も体験したいと念願しています。)


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さて、ビジネス。当社の商品ご紹介です。

●▲■ ご紹介アイテムその1:KKディビジョン ●▲■ 
「お酒の、キャップは、きた産業」
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/closure/CM0404.htm

新しく作ったキャップのCMです。
写真掲載されているお得意先の皆さん、ありがとうございます。
写真掲載されていない皆さん、キャップなら当社にお引き合いください。
(キャップの生産に関してISO9001の認証を取得しています)


●▲■ ご紹介アイテムその2:KKディビジョン ●▲■ 
「一升びんの替栓のPETスポット箔」
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/closure/PET_kaesen.html

一升びんの替栓の、
先端についているスポット箔(アルミ箔)をPETに変更した仕様。
非常に小さなことですが、
環境に優しいことと酒質に良いことがポイントです。ご検討ください。


●▲■ ご紹介アイテムその3:K2ディビジョン ●▲■ 
セクシーなカーブ「ドレスII 180mlびん」
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/package/dress2.htm

人気のドレスびんシリーズの中で、
まだ多くは市場に出回っていないのがドレスII。
セクシーなカーブで印象的なカタチです。
(変形びんに見えますが、びん底中心とびん口中心は一致。)


●▲■ ご紹介アイテムその4:K2ディビジョン ●▲■ 
ピンクも登場「一升びんのバリエーション」
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/package/18LBIN.html

一升びんもお任せください。カラーびんが得意で特にルリ色は人気。
最近、ピンク色!もラインナップに加えました。

               (text:喜多常夫)

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http://www.kitasangyo.com/Archive/mlmg/BN_top.html

2002年5月の創刊以来のバックナンバーを収録しています。
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