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●▲■ きた産業 メルマガ・ニューズ vol.47 ●▲■
    発行日:2004 年9月22日(水)
 ■アルコール飲料産業のためのクロスオーバー情報■
発行:喜多産業株式会社 http://www.kitasangyo.com

------------------< 目 次 >------------------
●▲■ 欧州化した日本人おばさんのひとりごと<2> ●▲■
「あまりにも素朴な究極の食道楽!
       ランビックビールは、運を天に任せきり」

ご紹介アイテム●1▲「量り売り、居酒屋、販促、、、お任せください」
ご紹介アイテム●2▲「加熱機能つき容器の応用製品、2004年版」
ご紹介アイテム●3▲TOSA錫キャップシール装着機(ed.05)

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前回に引き続き、ベルギーのMme WILLAINです。
天高く馬肥ゆる秋---ということで、
今回は素朴な究極の食道楽について一考。

私の住む街は、小国ではあるもののヨーロッパ主要都市の首都圏内。
なのに、奥深い大自然の森まで車で5分と実に近い。

「繁華街は日曜は全て休みだし、TVはつまんないし、、、
アンタ達、週末なんか退屈でしょう、いったい何して暇潰してんの」
と、ある失礼な日本人ビジネスマンのおっさんはノタマワレタが、
まったくの余計なお世話、ここには楽しみ尽きない森がある。

春は、黄色や白の水仙の群生や、
ブルーベルの目の覚めるような青一色の絨毯が
長い北ヨーロッパの冬に終わりを告げ、

続いて鈴蘭の香が立ち込め、初夏からは深い緑の森林浴、
夏の終わりにはブラックベリーを積んで自家製ジャムを作り、
そしてこれからはいよいよ本格的なキノコ狩り。

そこで今回はキノコのお話。

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キノコといっても、私達の標的はマツタケでもトリュフでもなく、
ここベルギーでボレ(フランス語ではセップ)と呼ばれるもの。
際立った香りはないが、
火を加えるとかすかなぬめりがでて、舌触りがやさしい。

その道の達人によれば、
ガーリックなど強い香辛料やバターは使わずに、
トースト・シャンピニオン(癖のないオイルでさっと炒めて
トーストに乗せる)などであっさりと食べるのがベストとのこと。

素人でも十分他のキノコと区別できるので我が家はもっぱらこれに専念。
ボレは平坦なブナ林に生えているから女子供も散歩がてらで充分楽しめる。

落ち葉の層から顔を出す褐色桃肌のボレを見つけると
おもわず歓喜の声をあげてしまう。

キノコ達人は、年季の入った長靴、大きな籠、使い込んだキノコ図鑑、
ナイフ(根こそぎとらず菌を残してまた生えるようにという配慮)、
などの七つ道具をいつも車のトランクに忍ばせておいて、、、

この時期になると、窓から何度も外を眺め、
雨が降って薄日が差すと「すわっ」と森に進み、
人目を避けて、自分のみぞ知る秘密のスポットへと突進する。

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達人の一人(よれよれに使い込んだキノコ図鑑をもつ輩)が
友人にいる我が家では、この時期、彼に森をガイドしてくれとせがむ。

達人と行けば、前述のボレ以外に、
籠いっぱいに大小色とりどりのキノコの珍味が楽しめるからだ。

「大丈夫? 毒キノコの心配はないの?」と日本の友人。
「フグ食べて死んじゃう位の確率だよ」とは達人様。

それでもご心配なら、ここでは獲ったキノコを薬局に持っていけば、
食せるものを分別してくれる。

森の近くには、キノコを売り物とする田舎フランスレストランがあり、
ここのオーナーシェフは今ごろになると、
一年分の素材収穫のために、愛犬とともに山ごもりとか。

こんな楽しみが首都30分圏内のところにあるかい!
というと、パリジャンや、ロンドンッ子も、うらやむ。

あまりにも素朴な究極の食道楽!

そういえば、「自然発酵」と呼べば聞こえがいいが、
この国自慢のランビックビールは、運を天に任せきり
「よろずの微生物様、なにとぞ良きにはからえ」
とばかりに麦汁を大気にとことんさらしてしまうだけ。

この厳かなまでの自然任せ、ケセラセラ精神が、
この国の食文化を際立たせているのかもしれない。

Text: Mme WILLAIN

(注)
ランビックビール:
ブリュッセル近郊でのみ製造される伝統的スタイルのビール。
培養酵母の添加をせず、空気中の家付き酵母で発酵させる。
木樽での長期熟成を経て酸味の強い独特の風味に。
そのまま供される以外に、甘みをつけたり、ブレンドしたり、
フルーツビールにしたり、楽しみ方も多種多様。
ビール好きならずとも一度はお試しあれ。

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さて商品のご紹介です。

●▲■ ご紹介アイテムその1:K2ディビジョン ●▲■
「量り売り、居酒屋、販促、、、お任せください」
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/package/shochu.htm

量り売りや蔵元直送酒のためのツール紹介です。
ケース単位(モノによっては1個単位)の対応が可能。
販売テコ入れ、活性化のツールとしてお役立てください。

●▲■ ご紹介アイテムその2:KKディビジョン ●▲■
「加熱機能つき容器の応用製品、2004年版」
http://www.kitasangyo.com/SHC-System/SHC-System.htm

上記サイトから、左欄の一番下のNEWをクリックしてください。
新製品、自動車用「ワンプッシュ蒸散式消臭剤」と
非常備蓄用「愛のミルク」の写真を掲載しています。

●▲■ ご紹介アイテムその3:ROOTSディビジョン ●▲■
TOSA錫キャップシール装着機(ed.05)
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/machine/Tosa.html

多くのワイナリーでお使いいただいている、TOSAスピナー。
新しくスタンド式(資料右下)が加わりました。
日本酒のお蔵でも差別化商品のためにご採用いただいています。

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●▲■バックナンバー閲覧可能!「メルマガ・クロニクル」

http://www.kitasangyo.com/Archive/mlmg/BN_top.html

2002年5月の創刊以来のバックナンバーを収録しています。
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