●▲■ きた産業 メルマガ・ニューズ vol.191 ●▲■
発行日:2014年3月13日(木)
■アルコール飲料産業のためのクロスオーバー情報■
発行:きた産業株式会社 http://www.kitasangyo.com
------------------< 目 次 >------------------
●▲■ サケ(清酒)の世界マーケット
2013年の統計データからの考察 ●▲■
●▲■「日本酒輸出&日本食レストラン数・比例の法則」
●▲■「日本食レストラン1店あたりの平均日本酒売上」:
10万円@アジアパシフィック、7万円@欧州
●▲■「日本製サケのシェア」:
20%@米国、13%@韓国、60%@欧州
(text = 喜多常夫)
ご紹介情報 ●1▲ 18リットルの超大型壜(ワイン、シャンパン、サケ)
ご紹介情報 ●2▲ サケびん口規格対応の新型キャップ「AZK」
ご紹介情報 ●3▲ ガラス栓「ヴィノロック18.5」
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2013年の清酒の輸出金額は105億円。
初めて「100億円超え」となりました。
■2011年: 87億7,500万円
■2012年: 89億4,600万円
■2013年: 105億2,300万円
(財務省貿易統計)
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▲事実1● その105億円の行き先を、世界を4分割して見る。
●アジア・パシフィック: 54.5億円(52%)
●南北アメリカ: 42.5億円(40%)
●EU: 7.1億円(7%)
●第四世界: 1.2億円(1%)
■日本清酒輸出合計■ 105.2億円(100%)
注:「第四世界」とは便宜的につけた呼称で、
上の3区域に属さない国々。
UAEやロシアには相当量の清酒が輸出されています。
「国」別輸出額では、
圧倒的1位は米国(38.7億円)ですが、
「地域」別輸出額では、
香港(17.1億円)、韓国(13.8億円)、台湾(5.9億円)、
シンガポール(3.8億円)、オーストラリア(2.1億円)などを擁する
アジア・パシフィックのほうが多い事がわかります。
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話は違いますが、
日本食レストランの増加にも目を見張ります。
2013年、全世界には5万5,000店あるそうです。
日本食かどうかの判定基準が難しいので正確さの限界があるし、
世界的集計が困難なので毎年のデータはないのですが、
3〜4年刻みで以下の数字が公表されています。
■2006年・2万4,000店
■2010年・3万0,000店
■2013年・5万5,000店
(「日本食・食文化の海外普及について」農水省2013年6月)
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▲事実2● 5万5,000店の分布を、世界4分割でみる。
●アジア・パシフィック: 2万7,700店(50%)
●南北アメリカ: 1万9,900店(36%)
●EU: 5,500店(10%)
●第四世界: 1,500店(3%)
■全世界合計■ 約5万5,000店(100%)
これも、
国別では、店舗数1位は米国(1万7,000店)ですが、
地域としてはアジア・パシフィックのほうが多い。
▲事実1●と、▲事実2●の数字を並べて見ると、
強い相関関係があります。
日本から輸出された清酒・サケは、
家庭内消費やホームパーティーギフト需要もありますが、
現時点では日本食レストランでの消費が一番多いでしょう。
既存の日本食レストランで、
1店舗当たりの清酒消費量は突然増えるものではありません。
したがって、
「世界で日本食レストラン数が増えることによって日本酒輸出も増えた」
という構図が推測されます。
(「サケ輸出&日本食レストラン数・比例の法則」)
仮に、
輸出された清酒がすべて日本食レストランで消費されると仮定したら、
「事実1÷事実2÷12か月」
という計算で、以下のような推論が出来ます。
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■推論1● 日本食レストラン1店舗あたり月平均の日本製サケ消費額
●アジア・パシフィック: 1万6,400 FOB円/月・店
●南北アメリカ: 1万7,800 FOB円/月・店
●EU: 1万0,800 FOB円/月・店
●第四世界: 6,700 FOB円/月・店
■世界平均■ 1万5,900 FOB円/月・店
上記は日本輸出時のFOB価格を店舗数で割った数字なので、
実際の店のメニュー価格は4〜10倍だと思われます。
たとえば仮に、
現地のメニュー価格が日本のFOB価格の6倍だとしたら、
●アジア・パシフィック: 10万円/月・店程度
●南北アメリカ: 10万円/月・店程度
●EU: 7万円/月・店程度
●第四世界: 7万円/月・店程度
が、日本製サケ平均売上になります。
(UAEやインドを念頭に、第四世界だけ10倍にしました。)
当たらずとも遠からず、の数字に思えます。
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「世界で日本食レストラン数が増えたので日本酒輸出も増えた」
と書きました。
たとえば、近年日本へのワイン輸入量は増加していますが、
今の状態は、
「日本でフレンチやイタリアンが増えたから日本へのワイン輸入が増えた」
、、、わけではないと思います。
日本酒もいつの日かワインのように、
レストラン数と関係なく増加する局面がくると思いますが、
それはまだだいぶ先のことのように思います。
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量でも分析しておきましょう。
2013年の清酒の輸出総量は9万石。
前年比で15%の大幅増でした。
(相変わらず古い単位ですいません。1石(こく)=180L)
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▲事実3● その9万石の行き先を、世界を4分割して見る。
●アジア・パシフィック: 5.38万石(60%)
●南北アメリカ: 2.87万石(32%)
●EU: 0.63万石(7%)
●第四世界: 0.12万石(1%)
■清酒輸出合計■ 9.00万石(100%)
金額と同じ論法で、仮に、
輸出された清酒がすべて日本食レストランで消費されると仮定したら、
「事実3÷事実2÷12か月」
という計算で、以下の推論が出来ます。
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■推論2● 日本食レストラン1店舗あたり月平均の日本製サケ消費量
●アジア・パシフィック: 16.2升/月・店
●南北アメリカ: 12.0升/月・店
●EU: 9.5升/月・店
●第四世界: 6.7升/月・店
■世界平均■ 13.6升/月・店
一升びん換算で、
アジア・パシフィックの店では月に16.2本、
世界平均では月に13.6本のサケが消費されている勘定です。
日本国内の和食のお店の平均より多いかもしれません。
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以上は、日本から輸出された「日本製サケ」の話。
世界では、日本以外にサケ(清酒)を生産している国が10カ国あります。
http://www.kitasangyo.com/Archive/Data/10_countries_sake.pdf
「日本国外で生産されるサケ」については公表統計がないのですが、
過去からいろいろ情報を収集していて概ねの推定が出来ます。
2013年の生産量は、
■韓国のロッテ酒類(「清河」、「白花寿福」など)で10万石以上、
●米国では、松竹梅と月桂冠が各3万石以上、
大関が2万石弱、ヤヱガキが1万石以上
▲中国では、日系企業数社のほかにも多くの会社が清酒(と名のる製品)
を生産していて、すべてあわせるとたぶん3万石以上
◆台湾では、TTL(台湾タバコ・リカー社)が1万石以上
▼ブラジルの東山農産加工(「東麒麟」)も1万石以上
などなど。
上記以外も含めた世界合計では31万石程度と推定しています。
すなわち、
日本から輸出される9万石と合わせると約40万石のサケが世界で消費された。
これらを勘案すると、1店舗あたりのサケ消費量はずいぶん増えます。
そして、
■韓国製のサケは、韓国内消費だけでなく、
米国、EU、中国などに輸出される。
●米国製のサケは、米国内消費だけでなく
EU、韓国、ブラジルなどに輸出される。
▲中国製のサケは、中国国内消費だけでなく、
EU、韓国などに輸出されている。
話は複雑ですが、これらさまざまな情報をつなぎ合わせると、
国別の日本製サケのシェアも推定できます。
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▲推定A● 米国で2013年に消費された清酒の推定シェア
●日本製サケ: 2万4,900石(20%)
●米国製サケ: 9万4,000石(77%)
●その他(韓国製サケなど): 3,500石(3%)
■消費量合計■ 12万2,400石(100%)
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▲推定B● 韓国で2013年に消費された清酒の推定シェア
●日本製サケ: 1万9,500石(13%)
●韓国製サケ: 12万1,000石(84%)
●米国製日本銘柄サケ: 3,500石(2%)
●ベトナム製、台湾製など: 500石(<1%)
■消費量合計■ 14万4,500石(100%)
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■推定C● 欧州サケ消費主要5カ国(英・蘭・独・仏・伊)で
2013年に消費された清酒の推定シェア
●日本製サケ: 5,200石(60%)
●米国製、韓国製、中国製など: 3,500石*(40%)
■消費量合計■ 8,700石(100%)
(*欧州に入る米国製や中国製のサケはデータがなく、
筆者の推定です。)
すなわち各国のサケ市場における日本製サケのシェアは、
▲米国では20%
▲韓国では13%(米国から入る日本銘柄を入れれば15%)
▲欧州5カ国では60%
となります。
世界のサケ・マーケットの実態は、
皆さんが想像するのとは、
ずいぶん違っているのではないでしょうか。
(text = 喜多常夫)
(以上のお話は、先週の幕張メッセの「フーデックス・国際食品飲料展」
で行った「サケ、焼酎、日本ウイスキー、日本ビールの世界マーケット」
というプレゼンで説明したデータの一部を加工したものです。)
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●▲■ フーデックスのお礼 ●▲■
先週の幕張メッセの「フーデックス・国際食品飲料展」で、
当社ブースにお立ち寄りいただいた皆様、ありがとうございました。
お聞かせいただいたご意見を新しい提案に結びつけてまいります。
フーデックスの様子をブログで紹介しています↓
http://blog.goo.ne.jp/kita-slow_blog
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さて、情報紹介です。
●▲■ ご紹介情報 その1:K2ディビジョン ●▲■
18リットルの超大型壜(ワイン、シャンパン、サケ)
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/package/18L_bottle_wp.pdf
巨大です!
フーデックスで実物展示していてしてみなさん驚かれていました。
醸造所や店舗のディスプレーに好適。
1本単位で販売します。
●▲■ ご紹介情報 その2:KKディビジョン ●▲■
サケびん口(一升びん口)規格対応の新型キャップ「AZK」
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/closure/AZK_hanyo.pdf
斬新なデザインに加えて、
開封時に手指を怪我するリスクがない!
資料の中に、
既存の打栓ヘッドに取り付けるための
「アダプター・ヘッド」の情報を追加しています。
●▲■ ご紹介情報 その3:K2ディビジョン ●▲■
ガラス栓「ヴィノロック18.5」
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/closure/VL18_5.pdf
欧州のワイン壜で一般的な口内径18.5mmに適合する、
「ヴィノロック18.5」。
ガラス製なのでとてもエレガント。
ヨーロッパ、アメリカのワイナリーで多くの採用実績があります。
ワイン以外の用途も可能です。
チェコのガラス大手プレシオサ社製。
日本国内に18.5の在庫を持っています。
1ケース480個入りでケース単位の出荷も可能。
なお、「サケ・ヴィノロック20.0」プロジェクトも進行中です。
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/closure/SVL.pdf
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●▲■バックナンバー閲覧可能!「メルマガ・クロニクル」
http://www.kitasangyo.com/Archive/mlmg/BN_top.html
2002年5月の創刊以来のバックナンバーを収録しています。
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●▲■ブログもやってます!「スローなブログ」
http://blog.goo.ne.jp/kita-slow_blog/
2006年4月以来、きた産業のトピックスを写真で収録。
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西日本担当:大阪営業部
tel.06-6731-0251 mailto:osaka@kitasangyo.com
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