●▲■ きた産業 メルマガ・ニューズ vol.11 ●▲■ 
    発行日:2002年09月21日(土) 
 ■アルコール飲料産業のためのクロスオーバー情報■
発行:喜多産業株式会社 http://www.kitasangyo.com
------------------< 目 次 >------------------
         ●● 環境特集 ▲▲ 
イントロ:ビスフェノールAの話題など、一児の父(予定)として
 ●1▲ 「PPキャップ塗装のポリエステル系への変更」
 ●2▲ 一升壜の王冠、「PETスポット替栓」
 ●3▲ 塩ビ非使用の広口キャップ、「WXキャップ」
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 皆様こんにちは。メルマガ11号は大阪営業部の小泉智洋が担当です。

担当エリアは北から富山と石川、伏見と灘の一部、大阪エリアの一部、
福岡と大分で、それはもう、いつも大変お世話になっております。

さて、昨日(9月20日)の日経新聞の片隅に「エポキシ樹脂値上げ」
という記事がありました。「塗料や回路基盤に使うエポキシ樹脂を
値上げ(中略)、原料となるビスフェノールAなどの値上げ受け入れ
で(後略)」と言う記事でした。

「ビスフェノールA」は環境ホルモン。エポキシ系の塗装や、食器・
哺乳びんに使われるポリカーボ樹脂から溶出してくるのが知られており、
関連業界では代替素材に切り替えつつあります。

「使用中にわずかに溶出してくる」、というのは知っていましたが
「原料そのものがビスフェノールA」、というのは不勉強にして
知りませんでした。溶出するのが道理なわけですね。

個人的な話しですが私はもうすぐ一児の父親になる予定で、
早くその日がこないかと待ちどうしい日々です。
先月、在住の豊中市主催の妊婦教室に出席したところ、
60名(30組)定員の教室に70名以上も出席していて
少子化なんてどこの話?と感じながらビデオを見たり
あかちゃん人形(人形はよくできていて15万円もすると聞いて
びっくり!)を沐浴させたりの体験をしました。

子を持つ事で気になる事といえば「環境」です。
環境ホルモン、遺伝子組み換え、狂牛病、0-157のような病原菌、
残留農薬、などなどきりがありませんが、
環境ホルモン問題は当社の製品にも関係あるテーマです。

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環境ホルモンは大きく分けると、1)ビスフェノールAなどの
フェノール類、2)フタル酸エステル(塩ビの可塑剤)、
3)PCBやダイオキシン類、4)有機スズ(船や魚網に使用)
に4大別されるそうです。

当社の所属する包装容器産業界に直接関係する(内容物に
溶出するリスクがある)のは、1)ビスフェノールAと、
2)フタル酸エステルです。また、塩ビを低温で燃焼させると、
3)のダイオキシン発生の可能性も指摘されています。

ダイオキシン類は環境ホルモンであると同時に、高度な毒性が
指摘されているのはご存知のとおりです。
(ただ、塩ビ・ダイオキシン主犯説には異論もあり、「新聞紙を塩水に
浸して燃やしてもかなりのダイオキシンが出る(国立環境研究所、
2000年10月)」、塩素があればみな同じ、という指摘もありますが。)

以下、喜多産業の推進している環境対策商品をご紹介します。

●▲■ご紹介アイテムその1:KKディビジョン●▲■ 
「PPキャップ塗装のポリエステル系への変更」
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/closure/PPCap_PE.html

「PPキャップ」のご紹介カタログ
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/closure/PPCap.html

当社ではPPキャップの内外面塗料をビニール系やエポキシ系から、
環境にやさしいポリエステル系に順次切り替えています。

アルミキャップが焼却炉で燃やされるケースは少ないかもしれません。
また金属缶の場合と異なり、キャップは塗装面が内溶液と常時
接触するわけではありません。

したがってキャップ業界では、全面ポリエステル化はほとんど実施
されていないのではないかと思います。

が、当社では「可能な限り食品に対する安全性を確保し、
また環境負荷の少ない仕様にすべき」と考えて開発をすすめています。

●▲■ご紹介アイテムその2:KKディビジョン●▲■ 
一升壜の王冠、「PETスポット替栓」
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/closure/PET_kaesen.html

清酒・焼酎の一升壜の王冠の、替栓(内栓)先端には
密封性確保などの目的でアルミ箔(「スポット」と称します)
が使用されています。

このスポット箔の接液面は従来、エポキシ系コーティング
でしたが、当社ではPETフィルムを用いた仕様を準備しています。
お酒の容積に対する接触面積比率は非常に小さいものですが、
少しでも環境に優しく、またフレーバー適性も改善されると考えます。

●▲■ご紹介アイテムその3:KKディビジョン●▲■ 
塩ビ非使用の広口キャップ、「WXキャップ」
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/closure/WXCap.html

コップ酒などに使用される広口キャップのライナー材は、
塩ビでできています。可塑剤のフタル酸エステルは
すでに使われなくなっていますが、脱塩ビは業界のテーマです。

当社のWXキャップは、「ライナー材が非塩ビ」で、
さらに「アルミとライナーが分離可能」な
本当に「画期的な広口キャップ!!」です。

当社では環境問題にまじめに取り組んでおります。
ぜひ、喜多産業の王冠・キャップをご愛用ください。(text:小泉智洋)
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西日本担当:大阪営業部 
tel.06-6731-0251 osaka@kitasangyo.com
東日本担当:東京営業部 
tel.03-3851-5191 tokyo@kitasangyo.com
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