●▲■ きた産業 メルマガ・ニューズ vol.115 ●▲■
発行日:2008年6月10日(火)
■お酒・アルコール飲料産業のためのクロスオーバー情報■
発行:きた産業株式会社 http://www.kitasangyo.com
------------------< 目 次 >------------------
●▲■ [TOKIO SAKEクルーズ] 6題 (ウィスキーと酢の話も少々)
●1 自由の女神とマイクロSAKE醸造所(NYとパリにもほしい!)
●2 浅草に充実の地酒(英語)メニュー (タパスかツマミか)
●3 東京駅前の立ち飲みBAR (昭和立ち飲み文化?を体験)
エキナカ、デパチカ観察:■4東京駅 ■5伊勢丹 ■6新橋駅
(text = Gerry Melliwol)
ご紹介アイテム●1▲ 販促に、首かけラベル:「金賞受賞蔵」も!
ご紹介アイテム●2▲ お酒・ワインの缶詰機「TRON(トロン)」
ご紹介アイテム●3▲「スパークリングのお酒に関することなら、、」
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(シアトル在住のゲリーが東京の体験を寄稿してくれたもの。
ガイジンの視点で見た、トーキョー・サケ・クルーズです。)
●▲1 自由の女神とマイクロSAKE醸造所
海越しに東京タワーとレインボーブリッジが見えて、
その手前に「自由の女神」があるお台場。
ファンタスティックな夜景は東京随一。
修学旅行の学生や若いカップル、それにガイジンも多い。
そんなお台場のショッピングモールに「はなしべ」があります。
若者向けのショップが多い中で、お酒と京料理の店、
というコンセプトがユニークですが、
なんといっても、
「台場醸造所」という「マイクロSAKE醸造所」が備わるのが異色。
(ビール醸造所ではない、清酒の醸造所!です)
まずは、台場醸造所でつくられた、
「搾りたてテースティング・セット」
(純米にごり、純米、純米吟醸の3点、700円也)を試します。
どれもフレッシュで旨いのですが、
特に、搾りたての「純米にごり」が私の楽しみ。
仕事で毎年お台場に来るので、この店には何年か通っているのですが、
年々味がよくなってくるように感じます。
醸造所側の壁に「X月X日に搾りました」という貼紙がでていますが、
やはり、お酒は搾りたて、ですね。
一句「搾りたて サケの楽しみ 極まれり」
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お酒に合わせるお料理は、
「京のおばんざい」と、鰊(にしん)料理、
それに、仕上げのうどん・そばも和みます。
英語メニューがあるので、ガイジン・フレンドリー。
このお店をやっているのは清酒メーカーの黄桜さんで、
金賞受賞酒を含む各種の黄桜ブランドのお酒、
それに、地ビール(黄桜ビール)が飲めるのも楽しみです。
http://kizakura.co.jp/chokuei/hanashibe/index.htm
「自由の女神」の本場(?)、NYやパリにも、
こんなマイクロSAKE醸造所ができたらいいのに!
●▲2 夜の浅草、充実の地酒(英語)メニューの居酒屋
雷門から浅草寺あたりは東京観光のメッカ。昼は賑やかですが、
夜8時を過ぎると不思議なくらい暗くて深閑とします。
そんな通りで、店内から明るい光が漏れているのが、
「SAKE BAR DAIMASU(サケ バー ダイマス)」。
入り口は酒販店、その奥がカジュアルな地酒BARになっています。
長いカウンター席もあって一人でも入りやすい。
さて、「居酒屋に行きたいガイジン」の最大の問題は、
「日本語メニューがワカラナイ」ことですが、この店はパーフェクト。
メニューを抜書きしてきたのですが、こんな具合。
(90mlと180mlの後の数字は値段です。)
浦霞uragasumi[Miyagi] 禅 zen dry 90ml 500 180ml 1000
日高見hitakami[Miyagi] dry junmai 90ml 300 180ml 600
出羽桜dewazakura[Yamagata] dry ginjo 90ml 300 180ml 600
麒麟山kirinzan[Niigata] junmaidaiginjo 90ml 600 180ml 1200
〆張鶴shimeharitsuru[Niigata] dry 90ml 300 180ml 600
八海山hakkaisan[Niigata] dry ginjo 90ml 300 180ml 600
萬寿鏡masukagami[Niigata] medium 90ml 200 180ml 400
100種類ぐらいありそうなお酒メニューは、
産地も含めて英語で書いてあって、とてもガイジン・フレンドリー。
実際、何組かのガイジンがサケを飲んでいました。
サケの値段はりーズナブルだし、
「酒のダイマスにしかない3酒セット、1000円」や
「お燗にお勧め銘柄だけのメニュー」もあって、サケを堪能しました。
(余談ですが、サケの名前は、
桜が-sakuraか-zakuraか、山が-sanか-zanか、鶴が-tsuruか-zuruか、、、
ディテールの区別が難しい名前が多い。
リエゾンやエリジオンのような規則があるのかしら、
と思って店員さんにきいたら、
日本人も区別してないよー、といわれた。ホント??)
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スパニッシュ・バルの楽しみは「タパス」ですが、
ジャパニーズ・居酒屋の楽しみは「ツマミ」。
あさりの酒蒸し、かつおのたたき、干しホタルイカ、
漬物の盛合せ、焼き厚揚げ、いか塩辛、ガーリックトースト、
ゆで落花生、燻製半熟たまご、さつま揚げ、和風ラーメン
3人で、これだけ食べました。
どれも適量、お酒によく合います。
一品の値段がたいてい300−600円なのもうれしい。
面白いのは、
1枚100円、1000円単位のチケットを先に買って、
注文の都度その代金をチケットで払う、という仕組み。
したがって、サケもツマミも値段は全品100円刻み。
http://www.e-daimasu.com/bar/index.html
こんな店、ぜひシアトルに、ほしいです。
●▲3 メトロポリス・東京駅前の立ち飲みBAR?
世界に冠たるメトロポリス・トキオの中心、東京駅。
高層ビルが立ち並ぶその駅前に、立ち飲みBARとは、これいかに?
昨年、三菱地所が建て直した東京駅前の「新丸の内ビル」。
レストランフロアは
スパニッシュ、ブラジル料理、タイ料理、沖縄料理など、
おもわず入ってみたくなるお店が多い。
中でもユニークなのが、
立ち飲みBAR「日本再生酒場」です。
昭和レトロ風というか、高架下飲み屋風というか、、、。
日の丸マークですぐわかります。
通路に面して立ち飲みカウンターがあるほか、
お酒のP箱(!)に板をおいただけの立ち飲みテーブルもある。
私が行ったのは午後6時くらいでしたが、
仕事帰りとおぼしき人たちで大変にぎわっていました。
女性と男性はほぼ同数。
丸の内のビジネスマン&ウーマンとお見受けしましたが、
タバコぷかぷか組が多いのには驚きました。
料理は、目の前で焼いてくれるエスニックなホルモン焼き。
お酒は、白鶴のコップ酒(燗、冷とも430円)のみ。
コップ酒2杯めですっかりハッピー。
お隣の人ともすぐ仲良くなって、話が弾みました。
30分、2000円もあれば、幸せな気分になれる、
「昭和の立ち飲み文化」を体験できたお店でした。
深夜2時までやっているそう。
次回は真夜中に行ってみたいです。
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次に、流行の「エキナカ」、「デパチカ」の観察記、
TOKIO SAKE売り場の話題です。
▲■4 東京駅内、酒販店
東京駅のエキナカ、銀の鈴近くに昨年オープンした、
「はせがわ酒店」に行ってみる。
マニアックで膨大なお酒の品ぞろえに驚きました。
黒龍、十四代、磯自慢、醸し人九平次、七本鎗、開運、
出羽桜、東洋美人、雑賀、初亀、東一、御湖鶴、米鶴、
飛露喜、伏見男山、根知男山、上喜元、、、、、
などなど。
(お店のしおりから抜粋。取扱銘柄は800種以上だそうです)
スパークリング清酒のラインナップもたくさんあるし、
カウンターでおサケを飲むこともできます。
日本出張では空港免税店でおサケを買って帰るのが通例なのですが、
今回は、ここで購入することにしました。
シアトルへのお土産、その1
「Azumaichi 2007 甲州ワイン樽貯蔵
(ワイン樽!で熟成させた清酒)、750ml、2700円也」
珍しいブランドがある、
「お酒王冠の冷蔵庫マグネット」も思わず買いました。
http://www.hasegawasaketen.com/tenpo_gransta.html
▲■5 伊勢丹デパートのウィスキー売り場
きた産業の人に聞くと、
新宿・伊勢丹のデパチカ、お酒の売り場は、業界先端をいく、
ということなので行ってみました。
酒類はすべて一箇所の売り場で販売するのが普通だけれど、
ここは和酒と洋酒の売り場が独立して(離れて)います。
和酒売り場のレイアウトも印象的ですが、
感心したのは去年改装したという洋酒売り場のウィスキーのコーナー。
ハイランド、ローランド、アイラ島、アラン島など数十種類。
いったいどうやって集めたのか、
聞いたことのないシングルモルトがいくつもあります。
ウィスキー好きにはこたえられません。
売り場横にはテイスティングバーがあって、
グラスでいろいろなシングルモルトが試せます。
日本に来てスコッチウィスキーのお土産を買うのもヘンだけれど、
思わず買ってしまいました。
シアトルへのお土産、その2
「The Arran Malt, Sassicaia Wine Cask
(モルトをサッシカイア!の樽で熟成)、200ml小壜、5250円也」
奇しくも二つめのお土産も、ワイン樽貯蔵でした。
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テースティングバーで、
山崎蒸留所を見学して感銘を受けた体験などをを話していると、
日本ウィスキーの話題になりました。
今年から新しく秩父にポットスチルを備えて、
ウィスキー製造を始める日本人がいる!
と聞いて、びっくり。
なお、このお店はスコッチやアイリッシュだけでなく、
サントリー、ニッカなど日本ウィスキーもマニアックな品ぞろえです。
伊勢丹のウィスキー売り場は、
ウィスク・イ−、という会社が運営しているとのことです。
http://www.whisk-e.co.jp/
▲■6 新橋駅、くろすバー
最後は、トリスバー(古い?)ならぬ、くろすバー。
新橋駅のエキナカにある「黒酢バー」です。
ビネガーは、お酒ではないけれど、
ワインメーカーはじめ酒類製造者の興味の対象ですね。
フルーツジュースのカウンターバーはあるけれど、
ビネガーのカウンターバーは初めて見ました。
玄麦黒酢、黒酢&豆乳、黒酢&トマト、
りんご酢&キャロット、りんご酢&青汁、、、
こんなメニューが立ち飲みで飲める。
ビネガーにも売り方があるもんだ、と感心しました。
東京地区のエキナカに数店舗が展開しているそうです。
http://www.nre.co.jp/nre/tenpo/kurozu.html
(text = Gerry Melliwol)
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さて、当社商品のご紹介です。
●▲■ ご紹介アイテムその1:K2ディビジョン ●▲■
販促に「首かけラベル」:「金賞受賞蔵」もあります!
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/closure/kubikake_label.pdf
首かけのある商品とない商品では、
販売に明確な差がでます。
全国新酒鑑評会で金賞を受賞された蔵元のみなさん、
「金賞受賞蔵」「金賞受賞」をどうぞ。
そのほか「吟醸酒」「純米吟醸」「冷やしてうまい酒」など。
1000枚単位で対応します。
(首かけは大晃印刷http://daiko-insatsu.com/ の製品です)
●▲■ ご紹介アイテムその2:ROOTSディビジョン ●▲■
お酒・ワインの缶詰機「TRON(トロン)」
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/machine/Tron_6-2_9-2_12-2.pdf
5月のFOOMA展示会でデモ運転を行った、
お酒やワインのアルミ缶充填機。圧倒的コンパクトさがウリです。
ノンガス用、グラビティー・フィラーと、
2ヘッドの缶巻き締めヘッドのモノブロック。
液体窒素滴下装置も搭載可能。
●▲■ ご紹介アイテムその3:ROOTS & K2ディビジョン ●▲■
「スパークリングのお酒・リキュールに関することなら、、」ポスター
http://www.kitasangyo.com/Archive/CM_Library/sparkling_sake.pdf
FOOMA展示会で使ったポスターです。
「ガス入りのお酒」の製造、充填機、包装資材について、
豊富な実績とノウハウを持っています。
「壜内二次醗酵」「タンク内二次醗酵」「タンク内ガス添加」
のいずれの方法論でも、
スパークリングのお酒・リキュールに関することなら、
きた産業にご照会ください。
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●▲■バックナンバー閲覧可能!「メルマガ・クロニクル」
http://www.kitasangyo.com/Archive/mlmg/BN_top.html
2002年5月の創刊以来のバックナンバーを収録しています。
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