●▲■ きた産業 メルマガ・ニューズ vol.12 ●▲■ 
    発行日:2002年10月05日(土) 
 ■アルコール飲料産業のためのクロスオーバー情報■
発行:喜多産業株式会社 http://www.kitasangyo.com
------------------< 目 次 >------------------
  イントロ:印象深かった講演会の話題、二題
● その1 ● 「アルコール摂取で脳細胞が60-80万個減少!」
●関連話題●「ノンアルコール・ビール」大ブームの兆し
● その2 ●「そこまでやるかの顧客満足度」サントリーさん
  (ご紹介アイテム)
 ●1▲ (参考資料)「ノンアルコール・ビールの製造方法」
 ●2▲ 「新発想充填設備、新形態醸造設備、提案中」
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今回はこの夏に講演会で聞いて印象深かった話題、二題です。

●その1● 「アルコール摂取で脳細胞が60-80万個減少」

「人間の脳には生まれた状態で約150億個の脳細胞があって、
よく知られているとおり脳細胞数は誕生後には増えることはない。
脳細胞は一度失われてしまったらそれまで。
他の細胞と違って二度と再生しない。」
「加齢とともに1日に約10万個の脳細胞が死んでいくのが通例。
だが心配ない、脳はその2-3割しか実際に使われていない、
と言われるとおり、そのくらい減っても大丈夫なのです。
しかし!アルコールを飲むと脳細胞死滅数が60-80万個にふえます!」

日本ブドウ・ワイン学会後のフォーラムで、東京農大の中西教授の
「ほろ酔いのすすめ」と題されたご講演からの引用です。

もちろん講演の趣旨は「禁酒の勧め」ではなく、
「適量飲酒こそ百薬の長」という非常に面白いお話だったのですが、
「飲酒で脳細胞60-80万個死滅」のところで会場は沸きましたね。
私もその部分が一番印象深くてメモをとった次第。

計算してみました。1日に約10万個ずつの脳細胞が死んでいくとすれば、
80歳まで生きたとして10万x365日x80年=約29億個、
全脳細胞150億個の約20%が死滅したことになるのか、フムフム。

しかし、50年間毎日飲酒すると
60万x365日x50年=約109億個で全脳細胞の70%が死滅だ!

毎日深酒して、80万個づつ減ったとすると、
80万x365日x50年=146億個死滅してほぼ全滅、、、。

うーん、やはり適量飲酒が大事ですね。
(手遅れ状態の人も多いかもしれませんが)。

怖い話ではありますが、感覚的に「飲酒で通常の6-8倍のリスク」
、っていうのは頷けます。たとえば飲酒運転で事故を起す危険は、
感覚的に通常運転の6-8倍くらいなのではないか、
飲酒の際の脳細胞死滅割合と運動能力低下のあいだに
相関関係があるか調べてみたい、などと思ったりもします。

●関連話題●「ノンアルコール・ビール」大ブームの兆し

飲酒運転取締りが厳しくなって、郊外型居酒屋や
ゴルフ場でのアルコール消費量は大幅減、はご存知のとおり。
一方、ノンアルコール・ビールの売上は赤丸急上昇、とのこと。
小社のPR誌「地ビール・パッケージニューズ」の最新号で、
醸造コンサルタントの渡邊さんが
ノンアルコール・ビールのことを書いています。

●▲■ ご紹介アイテムその1:参考技術情報 ●▲■ 
(参考資料)「ノンアルコール・ビールの製造方法」
http://www.kitasangyo.com/Archive/Data/NA_Beer.html

地ビール醸造所でもノンアルコール・ビールを検討されている
ところが多いようです。また、ノンアルコール・ワインを
検討されているワイナリーの話も聞きます。
喜多産業も、なにかお役に立てれば、と思っています。

なお、脳細胞のことが気になる人のために、書籍からの引用:
「脳細胞(ニューロン)は増えないが、成長する細胞である。
すなわち1つのニューロンは成長につれて無数の突起を伸ばし、
シナプス(情報中継地)を形成していく。脳に障害を受けても、
リハビリで失なわれた機能がある程度回復するのは、
障害を受けた部分のニューロンが再生するのではなく、
脳の別の部分のニューロンがその刺激に応じた新しいシナプスを
作るからである。」(小出五郎著「脳、1400グラムの宇宙」朝日選書)

そうか脳細胞数が減っても少しはカバーされる、と勝手に納得して、
「脳細胞に犠牲になってもらっても、
やっぱりお酒は、ノンアルコールよりアルコール入りがいいなあ」
、が私の結論です。

●その2●「そこまでやるかの顧客満足度」サントリーさん

「サントリーではお客様コミュニケーション部が設置されており、
年間10万件のお客様の声を迅速・適切に、
社内に反映させていくことを目指しています。」
「こんな事例もありました。ウィスキーのキャップシールが硬くて
マニキュアがはがれるじゃないの、というクラブのママからの
お叱りの声です。蓋の上にする透明のキャップシールは
環境対応でPET素材に変わっているので硬いのは仕方がない、
そこでキャップシールのつまみの部分を長く改善しました。
ウィスキーを扱っていただくママは大事なお客様ですから。」

醸造協会主催「第18回ワインセミナー」でサントリーの、
お客様コミュニケーション部の近藤康子部長さんのご講演です。

ほかの人は聞き流したかもしれない小さな事例ですが、
私は「さすがサントリーさん、そこまでCS追求するか」と感心しました。

この話が印象深かったのは、
当社がキャップメーカーということもありますが、
私自身、一消費者として最近のPET素材のキャップシールは
硬くて男の爪でも開けにくい、
私が開けるキャップシールはビールやお酒なのですが
何とかならないものか、と常々思っていたからです。

もし仮に私がお客様情報担当者なら、
クラブのママがマニキュアはげるといってる、なんて声(失礼)に、
真剣に対策を講じさせるところまでしただろうか、
仮に社内でフィードバックしても、
資材購買担当や工場サイドが、PET素材だから仕方ない、
と一蹴するような会社が多いのではないだろうか、と感じました。
当社も自戒しなければ。

ISOの普及で「CS向上」はいまや世界のビジネスの合言葉に
なっている感があります。日本や欧米だけでなく、
多分アラブの国でもアフリカでも、宗教や風習が違っても、
全世界どこでもビジネスの上では、
「お金」と並んで「CS」という尺度が通じる、
というのは、たぶん、現代社会の真理でしょう。

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長文のメルマガになってしまいました。
今回はひとつだけアイテム紹介をさせていただきます。

●▲■ご紹介アイテムその2:ROOTSディビジョン●▲■ 
「新発想充填設備、新形態醸造設備、提案中」
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/machine/shinhassou.html

これは、日本醸造協会誌の偶数月号に掲載している当社のCMです。
協会誌では白黒です。上記ファイルでカラー版をご覧ください。

喜多産業はアルコール飲料業界でお役に立つ企業を目指しています。
よろしくお願いいたします。   (text:喜多常夫)
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