●▲■ きた産業 メルマガ・ニューズ vol.127 ●▲■
     発行日:2009年 5月22日(金)
  ■アルコール飲料産業のためのクロスオーバー情報■

発行:きた産業株式会社 http://www.kitasangyo.com

 

------------------< 目 次 >------------------

●▲■ Sake NY style(サケ・ニューヨーク・スタイル)

 ■ウェブスター・ホールの「ジョイ・オブ・サケ」
  ■トライベッカの「NYスタイル・サケ・ランチ」

                 (text =鈴木基子)

ご紹介情報1●アーカイブ資料「サケ・NY・スタイル」
ご紹介情報2●アーカイブ資料「サケ・量り売りシーン集」
ご紹介情報3●eアカデミー資料「発泡性のお酒、その設備と技術」

 

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●▲■ Sake NY style (1) 

皆様、はじめまして。

アメリカ東海岸ボストン在住の、
酒ジャーナリスト鈴木基子です。

 

風薫る5月、新酒鑑評会の季節ですね。
今年はどんなお酒が金賞に輝くのでしょうか?
楽しみです。

さて、ご存知の方も多いかと思いますが、
ここアメリカでも「新酒“歓”評会」が毎年秋に
ホノルルとサンフランシスコ、
そしてNY(ニューヨーク)で開催されています。

 http://www.joyofsake.com/
 

今回ご紹介いたしますのは、
昨年2008年9月25日に
マンハッタンはウェブスター・ホールでおこなわれました
NYの「ジョイ・オブ・サケ」の模様です。

昨年から、会場が
ダウンタウンの有名なディスコテーク、
ウェブスター・ホールに変更になりました。

いつもは音楽とダンスで賑わう妖しく暗いディスコに、
花のかおりような、熟したフルーツのような吟醸香が
会場いっぱいに満ち溢れ、
小さなグラスを手にしたお客様が今にも踊りだしそう?

 

広島で行われる鑑定官の先生方の厳正な審査、
全国の杜氏さん達の真剣勝負。
伝統と権威のある「全国新酒鑑評会」からは、
ちょっと想像が難しいかもしれません。

でも、主催者のひとり、クリス・ピアスさんのお話では、
アメリカの多くの人々に日本のおいしいお酒を楽しんで欲しい、
そして出来れば自分のすきなお酒を見つけ出してもらえれば、
という願いにはかなっているのではないでしょうか?

サケ・NY・スタイル。
こんなところにも
アメリカらしい新しいお酒の楽しみ方があるのかもしれませんね。

●▲■ ご紹介情報1:アーカイブ資料 ●▲■
「サケ・NY・スタイル」
http://www.kitasangyo.com/Archive/Data/Sake_NY_style.pdf

1ページ目が、NYの「ジョイ・オブ・サケ」の紹介です。

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昨年のジョイ・オブ・サケの新しい傾向はというと、
「ワインボー」というNYのワイン業者と提携した
秋田の蔵元さんが多く参加なさったこと。

そして、
現地生産(アメリカ産)の
大手酒造メーカーのブースが増えたことでしょうか?

 

NYには秋田県人会のグループがあり、
遠く離れたアメリカで懐かしい故郷のお酒を
熱心に応援していらっしゃるようです。
さすがはお酒どころ秋田ですね。

また、最近の現地生産の大手メーカーの追い上げには
並々ならぬものがあります。

4〜5年前には
所謂「地酒」中心のプロモーションだったこのイベントに、
先頃は大手、準大手酒造メーカーが
熱心に参加されるようになりました。

ちいさな蔵元さんが海外で起こした「吟醸酒ブーム」に追いつけ追い越せ?

不景気時代の消費者としては、
お互いのよいところが磨かれて、
手ごろで良質なお酒が米国市場に現れることを期待したいところです。

 

 

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●▲■ Sake NY style (2)

さて、NYからの2番目の話題は、
トライベッカというNYの一流レストランが集まる地域にある
有名なフレンチ・レストラン「シャンテレル」から
「NYスタイル・サケ・ランチ」をご紹介いたします。

 

昨年2008年、京都で「酒サムライ」にも任命された
「シャンテレル」のソムリエ、ロジャー・ダゴーンさん、
そしてグラン・シェフのデヴィッド・ウォルタックさんに、
お話を伺いました。

ロジャーさんと、デヴィッドさんは
1998年に日本の蔵元さんを視察してまわったこともある日本酒党。

シェフのデヴィッドさんは、
「最高の吟醸酒は
自分のフレンチ・スタイルにも十分あわせられる」
とのことでした。

先ほどご紹介した、
http://www.kitasangyo.com/Archive/Data/Sake_NY_style.pdf
の2ページ目をご覧ください。

 

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本日のメニューは、
アペリティフに大山「特別純米にごり酒」
うすにごりの微発泡清酒です。

やさしい甘さに爽やかな酸味。
このお酒には、
ホワイト・アスパラガスのヴィネグレット・サラダが供されました。

ちょっぴりほろ苦い季節のアスパラに、
フランスのマスタードとレモンのヴィネグレットが最高の取り合わせ。

 

メインコースにはサーモンの炭火焼きをお願いしたのですが、
そこでロジャーさんのおすすめは?

一の蔵「純米大吟醸・松山天」

華やか純米大吟醸にお魚の焦げた香ばしさが意外にしっくり。
フランス・アルザス地方のリースリングかピノ・グリのような味わいです。

 

そして可愛らしい3色のシャーベットには、
男山「復古酒」をデザート・ワインとして選んでいただきました。

カシスとメロンとマンゴーのシャーベットに
金色に熟成した貴腐ワインのようなお酒。
新鮮な果物の酸味を、
優雅で奥行き深い風味へと変身させてくださいました。

 

素晴らしかったです!

まさにお酒とフランス料理の
無限の可能性をみたような印象をうけました。

皆様もぜひNYにお越しの際は、
トライベッカの「シャンテレル」レストランを
訪れてご覧になってみてください。

http://www.chanterellenyc.com/

 

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サケ・NY・スタイル。いかがでしたでしょうか?

この次は私、鈴木基子のホームグラウンド・ボストンから、
「サケ・ボストニアン」の話題をお届けいたします。
それでは皆様、お元気で!

     2009年5月 ボストン郊外にて、鈴木基子

 

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 (鈴木基子さんのご紹介)

 お茶の水女子大学(仏文学仏語学科)卒。
  東京大学修士課程(比較文学比較文化専攻)修了。
  ハーバード大学東アジア研究所助手や、
  タフツ大学日本語学科講師などを務めた。

 2003年に酒類総研の清酒製造技術講習を修了。
  現在ボストンに在住し、酒ジャーナリストとして活躍。
  日本醸造協会誌では次の発表がある。

 「新大陸の酒男達(1)」「新大陸の酒男達(2)」
     醸協:100、(9)598-606、(10)666-677(2005)
  「冷たい酒はまだ熱いか?“Cool” is still “Hot”?
−ニューヨーク・ボストン酒事情 2007年秋−」
     醸協:103、(9)686-695(2008)
 

 

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さて、きた産業から情報紹介です。

●▲■ ご紹介情報2:アーカイブ資料 ●▲■
「サケ・量り売りシーン集」(全4ページ)
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/package/hakariuri_J_03_1.pdf

当社が包材や機器でかかわった、
「お酒の量り売り」の事例です。

量り売りは、省資源の販売手法として、
また、環境問題に敏感な消費者にアピールする販売方法として、
注目されています。

 

●▲■ ご紹介情報3:eアカデミー資料 ●▲■
「発泡性のお酒、その設備と技術」(全36ページ)
http://www.kitasangyo.com/e-Academy/Gas/data/sparkling_sake_ed3.2.pdf

日本でも、そしてアメリカでも、
スパークリング・サケは人気です。

ガス含有量の定義から始めて、
タンク内添加、タンク内二次醗酵、びん内二次醗酵
という代表的な製造方法まで
分かりやすく包括的に解説した資料です。

スパークリング・サケに関する設備や包材のことなら、
当社にご照会ください。

 

 

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●▲■バックナンバー閲覧可能!「メルマガ・クロニクル」

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2002年5月の創刊以来のバックナンバーを収録しています。
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