●▲■ きた産業 メルマガ・ニューズ vol.40 ●▲■
    発行日:2004年 4月9日(金)
 ■アルコール飲料産業のためのクロスオーバー情報■
発行:喜多産業株式会社 http://www.kitasangyo.com

------------------< 目 次 >------------------
「ワイン・コルク」のショートショート
●▲■ 帝国ホテルにて
●▲■ ベルギーで
●▲■ 南アフリカについて(その1)

ご紹介アイテム●1▲「ノマコルクのご紹介」(ed.3)
ご紹介アイテム●2▲「主なガラスびん一覧」(ed.2.0)
ご紹介アイテム●3▲「大きなワインびん」(ed.1)
ご紹介アイテム●4▲「お酒や食品のための金箔」(ed.1)
ご紹介アイテム●5▲「木の道具」(ed.1)

●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■

●▲■ 帝国ホテルにて ●▲■ 
先日、帝国ホテルで食事をした、、、

というとカッコつけるようだけれど、まあ、そういうこともあります。
最上階の高級レストランでは「重すぎ」なので、
ロビー階のレストランでカジュアルな食事。

シェフサラダや海の幸のパスタと合わせて、
私の好きなオーストラリアのワインを選んだ。

「ペンフォールズ」(Penfolds)の「白壁」、
いや「シラカベ」。
(Shiraz&Cabernet、オーストラリア人もシラカベ、っていう)

ソムリエ氏は型どおり栓を抜き、コルクの臭いを嗅いで、
「うん、問題なし」、
とテーブルにコルクを置いていった。

意外なことに、ワインの栓は「ノマコルク」だった。
裏ラベルにはちゃんと「栓:プラマーク」表示がある。

もちろんノマコルクで「コルク臭」がするはずはないのだが、
ソムリエ氏は知ってかしらずか、
きちんと型どおりのサービスマナーだった。

帝国ホテルのワインがノマコルク、
というのがちょっと意外だったのでご紹介した次第。

肝心のワインの味わいは、
オーストラリアの「独特キャラ」でパスタやサラダとのマッチングもよく、
会話も弾んでよい食事でありました。

■注1:「ペンフォールズ(Penfolds)」
1844年創業の名門で豪州ワイン最大手のひとつ。
Penfoldsのトップブランド「グランジ」―これも白壁―は、
斯界でつとに有名、一般には入手困難。
(へたなボルドーのグランヴァンより高く、通常3万円くらいから)
なお、私が今回飲んだのは、
もちろんグランジではなく普及価格のもの。為念。

■注2:「ノマコルク」
天然コルクや圧搾コルクではなく、
100%プラスチック素材から作られたワイン栓を
「合成コルク(synthetic cork)」という。
欧米では急速に広まっており、
全世界のワインの約10%はすでに合成コルクだという。
合成コルクの中でトップシェアが「ノマコルク」で、
日本では喜多産業がマーケティングを行っています。
なお、合成コルクでは原則的にコルク臭(TCA臭)はない。

考えて見れば、当社(喜多産業)の主力製品である
お酒の一升壜の「替栓(中栓)」も
40年ほど前まではコルク栓だったのが、
今では99.9%がポリ栓になってしまっている。
(皆さん、昔はコルク栓だった、って知ってましたか?)

ワインも20年後には
「その昔は木から作ったコルク栓が使われてたそうだよ」
などと語られるのかもしれない。


●▲■ ベルギーで ●▲■ 
さて、ノマコルク関連の話題を続けてもうひとつ。
昨年11月、ノマコルクのインターナショナルミィーティング
というのがあって、ベルギーに行った。

ノマコルクは従来アメリカで生産していたのだが、
ヨーロッパ需要の急拡大にあわせて
ベルギーに2番めの工場を作ることになった由。

その新工場竣工にあわせて
ノマコルクの世界各地のエージェントが集まった。

米国、オーストラリア、アルゼンチン、チリ、南ア、、、
などnew world wine勢、
仏、スペイン、独、伊、オーストリア、スイス、ポルトガル、、、
などのold world (= Europe)wine勢、
あわせて総勢100人以上いただろうか。

彼らは、マーケットをnew world、old worldに区分して
分析したり戦略を立てたりしていて、
確かに出席者はそのいずれか。
そしてnew world、old worldとも全員が西洋人(白人)。

そんななかでnew worldでもold worldでもなく、
かつ、白人でない東洋人の私が、ポツンと一人。
たいていのコンベンションで東洋人は少しはいるものだが、
3日間1人だけというのは初めてで、
貴重で、かつ、ちょっと孤独な体験だった。

出席していた世界のみんなから、
「日本でワイン葡萄できるの? 知らなかった!」
「コルク市場のサイズは? FSしてみたの?」
「中国ワインは英語メディアに結構載るけど日本は聞かないなあ」
などなど問われて、複雑な思い。

以前、別の原稿でも書きましたが、
new worldでもold worldでもなく、
日本ワインが「The 3rd World Wine(仮に命名)」
と敬意を込めて世界から呼ばれる日が来るのを期待しています。


●▲■ 南アフリカについて(その1) ●▲■ 
話はノマコルク・ミィーティングの続き。
東洋人は私一人と書きましたが、よくよく見ると、
肌の色が少し濃い西洋人が一人だけいた。聞けばインド系とのこと。

南アフリカのノマコルクのエージェントのマネージャで、
白人の部下を2人引き連れて3人で出席していた。

知らなかったが、インド以外でインド系の最大の居住区は南アだそう。
彼によれば、インド系住民は以前から教育や経済的にも比較的恵まれ、
アパルトヘイト(人種隔離政策)が終わった今では、
彼のようにインド系のボスが白人の部下を使うケースも
めずらしくないらしい。

彼らが偶然うち(喜多産業)と同じ金属キャップメーカー
であることもあって、南アの人たちとはずいぶんしゃべった。

パーティーで、
テーブルに山と並べられた世界のワイン
(もちろんノマコルクが使われたワイン)の中から
南アのピノタージュなどを試しながら、

「自分の住んでいる街は鍵なんかかけなくても安全だし、
南アフリカがいかにすばらしいか、
特にワイン地帯は本当にすばらしい自然環境だ、
来たらわかるよ、ぜひ来いよ」
と、連中にずいぶん聞かされたことが印象的だった。

●▲■ 南アフリカについて(その2)
(長くなるので、以下次号)

●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■

さて、商品ご紹介です。

●▲■ ご紹介アイテムその1:K2ディビジョン ●▲■ 

本編登場の「ノマコルクのご紹介」(ed.3)
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/closure/nom3_1.htm

全10ページの資料ですが、5〜7ページあたりが世界の状況。
最終ページに日本のワイナリーでご採用いただいたノマコルク。

清酒・焼酎メーカーの皆様へ、
日本酒をワインびんに入れて、ノマコルクで打栓して
欧米のレストランで欧米人に楽しんでもらう、
という企画を検討されませんか?


●▲■ ご紹介アイテムその2:K2ディビジョン ●▲■

清酒、焼酎、ワイン、ビールの「主なガラスびん一覧」(ed.2.0)
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/package/bottlelist.htm

当社の主要ラインアップの一覧資料です。
このリスト以外も、びんのことなら何でもお引き合いください。
一般びんも「競争力のある価格」をご提案します!!


●▲■ ご紹介アイテムその3:K2ディビジョン ●▲■
「大きなワインびん」―モデルは不肖ながら私、喜多
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/package/bigbottle.htm

こんなものも輸入販売しています。
インテリアだけでなく実際にお酒を詰められますので、
オーナーズリザーブや限定販売にも活用可能。


●▲■ ご紹介アイテムその4:K2ディビジョン ●▲■
「お酒や食品のための金箔」
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/package/goldleaf.htm

●▲■ ご紹介アイテムその5:K2ディビジョン ●▲■
「木製品のご案内」
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/package/woodengoods.htm

こういうものも販売しています。
お酒の商品化のためのアイテムは何でも、品質と価格でお応えする、
というのがポリシー&ストラテジーです。よろしくお願いします。
        (text:喜多常夫)


●▲■ (疑問)ワイン葡萄のシラーという品種に関して、
英語圏ではシラーズ(Shiraz)とシラー(Syrah)
という2つの名称があり、アクセント位置も違いますが、
どうしてこのような2つになったのか、
読者でご存知の方、教えてくれませんか?前から気になってます。

__________________________

●▲■バックナンバー閲覧可能!「メルマガ・クロニクル」

http://www.kitasangyo.com/Archive/mlmg/BN_top.html

2002年5月の創刊以来のバックナンバーを収録しています。
__________________________

●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■


紹介商品に関するお問い合わせは、営業部まで。
西日本担当:大阪営業部 
tel.06-6731-0251 mailto:osaka@kitasangyo.com

東日本担当:東京営部 
tel.03-3851-5191 mailto:tokyo@kitasangyo.com

__________________________

●本メールがうまく表示されない場合  ●登録内容の変更や、
配信停止希望の場合  ●メルマガに関するご意見・ご要望など、
は、メールアドレス:mailto:info@kitasangyo.com まで 。
__________________________

このメルマガは、「ご登録いただいたお客様」、及び「当社営業担当
が選ばせていただいたお客様」に、お届けするサービスです。
ご要望があってもお届けできない場合がございます。また、
個人宛には配信いたしません。

発信専用のアドレスから送付しております。このアドレスに返信
いただきましても回答できませんので、予めご了承ください。

__________________________

記載された記事を許可なく転送・複製・転載することを禁じます。
Copyright 2002-2004. Kita Sangyo Co., Ltd. All rights reserved.
喜多産業株式会社 ニューズレター担当:企画・開発グループ

__________________________