__________________________
●▲■ きた産業 メルマガ・ニューズ vol.44 ●▲■
    発行日:2004 年6月11日(金)
 ■アルコール飲料産業のためのクロスオーバー情報■
発行:喜多産業株式会社 http://www.kitasangyo.com

------------------< 目 次 >------------------
●▲■ サントリーウィスキー山崎蒸留所見学記 ●▲■
「日本の味」、アイラの「海草っぽい味」を知る。

ご紹介アイテム●1▲「パッケージの新しい価値を開発」
ご紹介アイテム●2▲テクニカルレポート「ポンプの比較資料」
ご紹介アイテム●3▲ビールの泡の安定に「窒素・炭酸ガス混合機」
ご紹介アイテム●4▲「Zahm & Nagelの測定機器一覧」

●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■

こんにちは。アメリカWA州シアトルのゲリーです。

マリナーズのイチロー選手、シアトルではすごい人気です。
私も先日「マリナーズし」(球場名物テイクアウト寿司)と「日本酒」
で観戦して、大いに盛り上がってきました。


●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■

4月中旬からゴールデンウィークにかけて日本に出張しました。
日本のゴールデンウィークのよさは、
季節の活力を得て山が新緑に変わる、まさにその時期であることですね。

日本の新緑は本当に美しい。心洗われます。
個人的に、日本からアメリカに一番持って帰りたいもの、
それは「ゴールデンウィーク」と「新緑」です。
(アメリカも学生には春休みがあるが、3月とかで時期が悪い)


さて今回は、日本滞在中にサントリー山崎蒸留所を見学した話。
ある日曜日に思い立って、一般客に混じっての見学でした。

実に12基(!)のポットスチル(ウィスキー単式蒸留器)が並ぶ。

ポットスチルを見るのは初めてだし、泡立つ木製醗酵槽といい、
樽貯蔵庫の深閑とした雰囲気といい、私は大いに感動しました。
(蒸留所裏山の新緑の美しさも感動を増幅。いい時期に訪問できました。)

スコットランド、その前をたどればアイルランドの産物たる
モルトウィスキーの、
こうまで本格的な設備が地球の裏の日本に存在して、
しかも戦前から始めて、80年以上という。

創業時の鳥居さん、竹鶴さんの情熱はいかばかりだったか!
私の想像を絶します。
日本以外の国ではとてもありえないでしょうね。
(我がバーボンやカナディアンはポットスチルでなく連続蒸留)

自社で「クーパリッジ(樽工場)」を持っていると聞いてびっくり。
「ピート」をイギリスから持ってくる、というのにも驚いた。
すごい輸送費だろう、北海道あたりで取れないものか、
といらぬ心配もしたが、よくぞコダワルものだと感心。
(ピート:泥炭。麦芽を乾燥させるとき焚き込んで香りをつける。)


●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■

さて、あらゆる醸造所・蒸留所見学の万国共通のお楽しみは、
もちろん最後の試飲にこそある。

山崎蒸留所では、自社のシングルモルトはもちろん、
めったにお目にかかれないスコットランドのシングルモルトも
取り揃えてあって、有料で試飲できる。

このときいくつかの種類を飲んで、
私は初めてシングルモルトの味わいの差を体験しました。

各種のスコッチモルトにはそれぞれの明確な特徴がある。
それを知って再び山崎のシングルモルトを飲むと、
なるほど独自の深い味わい、いわば「日本の味」があるのだと知った。

アルコール飲料産業(ワインですが)に身を置きながら
いままでウィスキーの味を気にしたことがありませんでしたが、
山崎蒸留所見学で初めてモルトの味の差に覚醒しました。

●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■

覚醒した私はその後の日本滞在日数で、
大阪や神戸のバーでいろいろシングルモルトを飲み比べ、
アイラウィスキーの「海草っぽい味」というのも体感しました。
(アイラ島:スコッチの有名産地。いくつか蒸留所がある。ピートも産出)

業界人が、海草っぽい味:seaweed、seaweedy notesと表現する
とは聞いていたが、ナルホドこれか。
そのほか、medicinal:薬っぽい、iodine:ヨードっぽいともいうが、
いまやなんだかそれもわかる気がする。

私の知人(アメリカ人)で、初めて日本を訪問した印象について、
不遜にも開口一番、
「seaweed、raw fish、raw egg(海草、生魚、生卵)ああ、まいった」
と、のたもうた者がおりましたが、
日本訪問で日本seaweedならぬアイラseaweedを知るとは!摩訶不思議。

シングルモルトに覚醒するとは、思ってもいない今回の日本訪問でした。
シアトルへの手土産は、いつもの日本酒4本のほかに、
山崎ほか日本のシングルモルト4本を大事に抱えて帰りました。

次は是非、余市や軽井沢などにも行ってみたいと思います。


●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■

さて商品のご紹介です。

●▲■ ご紹介アイテムその1:K2ディビジョン ●▲■
ガラスびん「パッケージの新しい価値を開発」(K2/2004年版CM)
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/package/CM_K2_04.htm

喜多産業のガラスびん・イメージ広告です。
清酒、焼酎、ワイン、ビール、、、びんのことなら何でもご照会ください。


●▲■ ご紹介アイテムその2:ROOTSディビジョン ●▲■
テクニカルレポート「ポンプの比較資料」(ed.03)
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/brewing/Pump_chart.htm

主にワイナリーでのポンプ選択の参考に作成した資料です。
用途に合った各種のポンプをご提案します。下記もご参考に。
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/brewing/Rotho_Pump.html
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/brewing/TCW_RPD.htm


●▲■ ご紹介アイテムその3:ROOTSディビジョン ●▲■
ビールの泡の安定に「窒素・炭酸ガス混合機」(ed.04)
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/gas/Gas_Blender.html
窒素ガスを利用することで泡もちなどの特性を改善するほか、
樽から取れるビールの回収率が改善されます。
炭酸ガスの使用量を削減するので、環境にやさしい器具です。


●▲■ ご紹介アイテムその4:ROOTSディビジョン ●▲■
「Zahm & Nagelの測定機器一覧」(ed.02)
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/gas/ZN_airtester.html

ビール業界、炭酸飲料業界のスタンダード測定機器、
ツァームのエアテスターやピアーシングデバイスの一覧です。
スペアパーツも在庫していますので、ご相談ください。

               (text:Gerry Melliwol)

__________________________

●▲■バックナンバー閲覧可能!「メルマガ・クロニクル」

http://www.kitasangyo.com/Archive/mlmg/BN_top.html

2002年5月の創刊以来のバックナンバーを収録しています。
__________________________

●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■


紹介商品に関するお問い合わせは、営業部まで。
西日本担当:大阪営業部 
tel.06-6731-0251 mailto:osaka@kitasangyo.com

東日本担当:東京営部 
tel.03-3851-5191 mailto:tokyo@kitasangyo.com

__________________________

●本メールがうまく表示されない場合  ●登録内容の変更や、
配信停止希望の場合  ●メルマガに関するご意見・ご要望など、
は、メールアドレス:mailto:info@kitasangyo.com まで 。
__________________________

このメルマガは、「ご登録いただいたお客様」、及び「当社営業担当
が選ばせていただいたお客様」に、お届けするサービスです。
ご要望があってもお届けできない場合がございます。また、
個人宛には配信いたしません。

発信専用のアドレスから送付しております。このアドレスに返信
いただきましても回答できませんので、予めご了承ください。

__________________________

記載された記事を許可なく転送・複製・転載することを禁じます。
Copyright 2002-2004. Kita Sangyo Co., Ltd. All rights reserved.
喜多産業株式会社 ニューズレター担当:企画・開発グループ

__________________________