●▲■ きた産業 メルマガ・ニューズ vol.65 ●▲■
    発行日:2005年 9月30日(金)
 ■アルコール飲料産業のためのクロスオーバー情報■
発行:喜多産業株式会社 http://www.kitasangyo.com

------------------< 目 次 >------------------

●▲■1位:鹿児島、2位:宮崎、3位:沖縄
●▲■日経新聞の「私の履歴書」
                   (Text=喜多常夫)

ご紹介アイテム●1▲ワインのハイテク・プレス「Vintage23」
      <吟醸酒用「舟搾り」機の構想>
ご紹介アイテム●2▲天然コルク栓、マッシュルームコルク
ご紹介アイテム●3▲ガラスびん「KK徳利750」


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1位:鹿児島36社
2位:宮崎15社
3位:沖縄13社
4位:新潟12社
5位:東京都11社

問題:何のランキングでしょうか?

●▲■ 

結構、難問でしょう!

旧聞に属しますが、毎年6月ごろ
「日本の7万XXXX社」「企業番付」
といったタイトルで東洋経済やダイヤモンドから出版される、
法人申告所得ランキングの雑誌があります。
申告所得4000万円以上の企業は公示されますが、それをまとめた雑誌。

そのなかの「酒類製造業(清酒、焼酎、泡盛、ビール、ワインなど)」
のカテゴリーの会社の数を県別にまとめたもの。

すなわち、答えは、
「申告所得4000万円以上の酒類メーカー数の県別ランキング」

●▲■ 

なんでも東京中心の日本経済の中にあって、地方分散傾向。
これは直近のデータ(2004年のランキング)ですが、
焼酎ブームを如実に物語っていますね。

大雑把に言って、
1位の鹿児島は焼酎、
2位の宮崎も焼酎、
3位の沖縄は泡盛、
4位の新潟は清酒、
5位の東京都は大手ビール、ワインなど、といった構成。

以下、
6位:熊本10社、7位:大分7社、
8位:京都府6社、9位:兵庫5社、10位:秋田4社、
同率11位:大阪府、愛知、長崎、北海道各3社、、、
となっています。

なお、0社も11県あります。

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「利益をだす」ということはすなわち、
「付加価値を生みだした」ことの証し。
企業の大きな目標です。が、実践は難しい。

どの業界も同じと言われるかもしれませんが、
酒類産業で利益を生み出すのは難しい、とくに
「長期的視野で利益をだすのは難しい」ように思います。

何しろ、飲酒量が減る。人口が減る。嗜好が変わる。

突然こんなことを書きだしたのは、
実は当社は本日、9月末が決算で、
明日から新年度に切り替わるところだから。

どうすれば利益が出せるかなあ、
原料価格は上がる一方だし、、、
と、ない知恵をしぼりながらあれこれ考えている。
で、このような話題となった次第。


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日経新聞の「私の履歴書」に今日まで、
キリンビールの佐藤安弘さんが執筆されていました。

(「愛の流刑地」の描写が最近少しおとなしいので、
紙面を広げやすくなった?(笑、日経読者にしかウケませんが))


世界に冠たるキリンビールさんでさえこんな苦労の連続か、
と感心しながら読みました。

缶チューハイや発泡酒の部分を読んでいて、
酒類事業の結論は「ブームになる商品」や「原動力になる商品」
なのかな、というのが感想。

先述の県別ランキングの、鹿児島1位、宮崎2位、、、
も、ある意味で共通した要素があるでしょう。


言葉を代えれば「成長マーケットに手足をかける」。

これは、ビジネスの原則、アタリマエでしょうが、
酒類ビジネスというワクの中で(すなわち全体市場は頭打ちの中で)
成長商品を創り出す、
あるいは見つけ出すのは本当に難しい。

●▲■ 

酒類産業で「私の履歴書」に執筆した人は、佐藤さんのほか
佐治さん(サントリー)や樋口さん(アサヒ)などがおられましたが、
私の記憶の中では
本坊豊吉さん(本坊酒造、薩摩酒造)のものを印象深く覚えています。

本坊さんの「私の履歴書」は10年以上前だったと思うのですが、
戦後からの苦労の連続の中で、
焼酎事業に始まってアメリカやブラジルに工場を作られたこと、
白波ブランドを手にされた経過、
ワインやウィスキーに拡張されていかれた過程、
などを書かれていたことを印象深く記憶しています。

ブームの前には長い歴史があった、という事実。
ほかのどの業界でも難しいのでしょうが、
本坊さんの文章を思いだしても
酒類事業の難しさを感じます。

絶えざる努力やお酒の品質などのほかに
運の強さ、というのも必要なのかもしれません。

●▲■

当社、きた産業はお酒を作っているわけではありませんが、
酒類関係のお取引が非常に多いし、
しかも、そうありたい、と思っているので同じ範疇であります。

文中に書いたとおり、明日10月1日から
当社、きた産業は新年度に切り替わります。
みなさま、新年度もよろしくお引き立てください。

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さて当社の商品ご紹介です。

●▲■ ご紹介アイテムその1:ROOTSディビジョン ●▲■
ワイン用ハイテク・バスケットプレス「Vintage23」
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/brewing/Vintage.htm

温故知新。ワイン業界では、
とくに品質の高い赤ワインで、
昔から使われてきたバスケットプレスに回帰する動きがあります。

デプスフィルター効果で
固形分の少ないクリアなジュースが取得できることがポイント。

●▲■

余談ながらこのDIEMMEの「Vintage23」を見た
某清酒メーカーの社長さんから、
「清酒にこそこんな搾り機がほしいなあ」
とのご指摘をいただきました。

外観的にも従来にないモダンさ、印象深さのある
「吟醸酒用舟搾り」機の構想をまとめているところです。
乞う、ご期待。
(ご興味のある向きは喜多までご連絡ください。)


●▲■ ご紹介アイテムその2:K2ディビジョン ●▲■
天然コルク栓、マッシュルームコルクのご案内
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/closure/cork.htm

在庫している汎用コルク栓のリストです。
1000個単位の出荷可能。

テーパーコルク栓、木傘つきコルク栓については
このほかの寸法についても、オーダーメードで対応します。
ご照会ください。


●▲■ ご紹介アイテムその3:K2ディビジョン ●▲■
ガラスびん「KK徳利750」
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/package/Tokuri750.htm

720mlまたは750ml容量でお使いいただける
徳利(とっくり)型のびんです。
差別化商品にご検討ください。
                 
                  (text:喜多常夫)

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2002年5月の創刊以来のバックナンバーを収録しています。
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