●▲■ きた産業 メルマガ・ニューズ vol.66 ●▲■
発行日:2005年 10月15日(土)
■アルコール飲料産業のためのクロスオーバー情報■
発行:喜多産業株式会社 http://www.kitasangyo.com
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ビジネス雑感の続編
●▲■「価格は底なしに下がる」
●▲■ 最強のビジネスモデル:「無料」
(text=喜多常夫)
ご紹介アイテム●1▲「20x20cadalpeプレートフィルター」
ご紹介アイテム●2▲「王冠キャップの手押し打栓機」ed.3.1
ご紹介アイテム●3▲「コルク打栓機」イタリア製(安価)とスイス製(品質)
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前回、9月末のメルマガでは
酒類メーカーの県別申告所得ランキングの話や、
酒類産業は難しい、といった酒類ビジネスの雑感を書きました。
今回は酒類ではありませんが、ビジネス雑感の続き。
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「液晶かプラズマか」
そんな話題をよく見ます。話が飛びますが、テレビのこと。
ご存知のとおり、プラズマは松下(とパイオニア)、液晶はシャープで、
それぞれ社運をかけて熾烈な戦いを繰り広げています。
一般論として、液晶は明るいところでも見やすいけれど、
速い動作、たとえば映画の最後の出演者一覧が
ロールアップするようなところで字が読み取りにくい、
プラズマは追従性がいいが画面が暗くて明るいところでは見にくい。
「ヨドバシカメラでは、シャープの売り場は明るいが、
松下の売り場は蛍光灯の数が少ない」とは業界関係者から聞いた話。
彼はディスプレイ関係のエンジニア。
話を聞くと、悩みは「価格が底なしに下がる、下がるスピードが桁違い」
で、そのことを考えると「胃ガ痛タクナル」のだそうです。
どのくらいかというと、「3年前は80万円、今年春は50万円。
この年末に30万円台の新型投入を今から発表しないと競争に勝てない」
値下げはどの業界にもある話。なんだか、発泡酒や第3のビール、
特売清酒パックなどを想起させますが、スピードは桁違いのよう。
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「性能が格段によくなっているのに価格はどんどん下がる。
こんなに下がっていいものか、よくこれで会社がつぶれないものだ」、
というのが彼の言い分。
(しかし松下は大きく業績回復、シャープも絶好調と報道されているではない
か)
さらに彼曰く「20万円台目前。そのうち10万円、最後はタダじゃないか」
タダ?
常識的に考えてハードウェアはタダにはなりえない。
しかし、、、「ビジネスモデル」としてはタダもあるのかもしれない。
携帯電話も「本体0円」、なんていう看板公告を見かける。
電話なら通話料、テレビなら受信料かソフト使用料をとればいいわけか。。。
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ハードが無料でもソフトが有料、これは一般的。
だが最近は、ソフトも無料、という話を聞きます。その一例。
最近、特に外国から来るメールに、
「今度こんなのにはいった、
私の番号はコレコレ、電話するならこれにしてくれ、タダだから」
とうのを見かける。
ご存知の方も多いと思うが「スカイプ」のこと。
無料ダウンロードのソフトを入れれば、会員同士の通話は完全に無料。
世界中で4000万人、日本でも140万人が利用しているという。
私も試みにインストールしてみたが、音質も良好で使いやすい。
マイク・スピーカー内臓パソコンなら、パソコンに向かって即通話が出来る。
スカイプのPRは本意ではありませんが、参考までに下記が日本のサイト。
http://www.skype.com/intl/ja/
インターネットに接続している環境なら完全にタダだから、
常時話をする相手同士で加入すればコスト削減効果は大きい。
「東京の運送会社の組合がスカイプを採用して月間通話料XX万円削減」
なんていう新聞記事も見かけた。
ただ、そこでおおいなる疑問。
「タダ?ハァ!? それってビジネス??」
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スカイプはルクセンブルグにあって、社員は200人ほどらしい。
どうやって社員の給料を払ってるのか?
「通常電話に接続するときの手数料で儲けてます」、
(スカイプ同士はタダだが、通常電話にかけるのに課金する。
クレジットカード引き落としで10ユーロはらっておくと
世界中どの通常電話にも8時間以上かけられる。これはこれで超格安。
それに、日本にかけるよりアメリカにかけるほうが安い!)
といったことが書いてあるが、果たして本当にそうなのかな?
スカイプで話している人の多くがタダの会話だろうに。
なにかすごいトリックがあるような気もします。
しかし、ともあれ、「タダほど強いビジネスはない」。
なにしろ競争相手がいない。
「価格競争を気にする必要のないビジネスモデル」を考えたスカイプ。
「タダ」は究極のビジネスモデルでしょう。
なお、つい最近「イーベイが2800億円でスカイプを買収」、
という記事が出ていました。
やっぱり、タダでもむちゃくちゃ儲かってるんだろうな、、、摩訶不思議。
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「成長マーケットに手足をかける」
ことがビジネスの肝、なんて前回のメルマガで書きましたが、
時代は進んで、今は、
「ビジネスモデルを創り出す」
ことこそがビジネスの秘訣なのかな。
IT長者は、そんな切り口を持っている人が多いのではないか。
たぶんMBAのコースでもそんなことを教えるんだろうなあ。
儲かるビジネスモデルを考えついたら素晴らしいだろうと思う。
でも、、、私にはなんだか、新時代ビジネスより
実態のある商品を販売している、旧世代ビジネス(?)のほうが
性分に合っているような気がします。
(最近、長文メルマガですいません。text=喜多常夫)
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さて当社の商品ご紹介です。
●▲■ ご紹介アイテムその1:ROOTSディビジョン ●▲■
「20x20cadalpeプレートフィルター」
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/brewing/Cadalpe_hobby.htm
20cm x 20cmの濾紙を使用する超小型プレートフィルター。
名前は「ホビーモデル」ですが、
研究所向けによく納入させていただきます。
●▲■ ご紹介アイテムその2:ROOTSディビジョン ●▲■
「王冠キャップの手押し打栓機」ed.3.1
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/machine/handcapper.html
単式王冠、一升壜王冠、広口キャップ、マキシキャップなど
さまざまなヘッドを準備しています。
従来からある鋳物の鉄製手押し打栓機のほか、
カッコいい外観のステンレス製手押し打栓機(自社製)も好評。
●▲■ ご紹介アイテムその3:ROOTSディビジョン ●▲■
「安価なコルク栓手押し打栓機」
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/machine/simplecorker.htm
イタリア製で価格は安価。在庫、あります。
なお、価格はやや高くなりますが、「高品質なスイス製」もあります。
こちらは、バキュームマウスピースの取り付けなども可能。
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/machine/Rapidcorker.htm
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●▲■バックナンバー閲覧可能!「メルマガ・クロニクル」
http://www.kitasangyo.com/Archive/mlmg/BN_top.html
2002年5月の創刊以来のバックナンバーを収録しています。
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