●▲■ きた産業 メルマガ・ニューズ vol.82 ●▲■
    発行日:2006年 7月10日(月)
 ■アルコール飲料産業のためのクロスオーバー情報■
発行:きた産業株式会社 http://www.kitasangyo.com

------------------< 目 次 >------------------

●▲■酒販店が経営する飲み屋さんのスタイル、2題
         「八丁堀」と「表参道ヒルズ」
●▲■"Break-through wine!" 「画期的ワイン!!」
           、、、のような清酒
                    (text:喜多常夫)

ご紹介アイテム●1▲ワイン:「葡萄選果コンベア」、最大40%値下げ!
ご紹介アイテム●2▲ビール:3000cph缶ビール充填機「SMB ROOTS 15L/4S」
ご紹介アイテム●3▲清酒・焼酎:カップ酒充填機「モノトロン33」の新型

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●▲■ その1:八丁堀の「まる」

「まる、っていう飲み屋、知ってる? いつ行っても満員」
大手清酒メーカーの営業部長からそんな話を聞いていたので、先日行ってみた。
場所は地下鉄日比谷線の八丁堀の駅をあがったところ。


道に面して、まず酒販店がある。
ワインに力を入れているようで品揃え豊富だが、見た目はまあ、ふつう。

はて、飲み屋はいずこ、と酒販店左の通路を奥へ入ると、、、
熱気!
平日の、しかもまだ早い午後7時前なのに満員御礼。
表の酒販店さんが経営する、立ち飲みの店「maru - まる」である。


店は狭く、中央の丸机の周りにぎっしりの立ち客で十数人、
壁に取り付けられた小さなカウンター台に向かって立つのが二十数人くらい。
客の間をぬうように若いウェイトレスさんがお酒を運ぶ。

ご近所の会社に勤めるサラリーマン&ウーマン諸君が多いよう。
壮年から若年まで、みなさん飲みつ話しつ、いい感じで盛り上がっている。

メニューを見ると焼酎、なかでも芋焼酎の銘柄が多い。
ビールも各種あり、個人的好物、樽出しギネスドラウトもある。
酒販店で買ったワインは+500円で持ち込み可能。
つまみのメニューも凝っていて、食べるほうも楽しい。

以前、「カップ酒立ち飲み」、恵比寿のburi - ブリのことを書いた。
繁盛ぶりは通じるものの、雰囲気は違う。

向こうはカップ酒とはいえ、「ハイカラ」だったが、
こちらは、イタリアかスペインの「下町バール」を髣髴とさせる。
地元の馴染み客が多いように見えるせいか。

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私は関西人なのだが、大阪には昔から、
「昼は酒販店、夕方からは立ち飲み」、というスタイルがあった。

たいていは下町にあって、
「飲ませるお酒は酒販店の商品棚からとる、
夫婦でやっていて、亭主が酒係、女房は料理係、
味のしみた自家製おでんや、家庭的惣菜(たぶん自宅の夕飯をかねる)があり、
飲み代はまあ一人千数百円、経済的で毎日でも通える」
というスタイル。

会社帰りの6時頃に行くと顔馴染みが既に陣取っていて、
おうきたか、とまずビール。
一方、片隅でちびちび酒を飲んでいた年配の親爺は、
(立ち飲みなのにその親爺だけは専用椅子が準備されていたりするのだが)
うるさいのが来たな、とそろそろ引き上げにかかる、
そんな光景が思い浮かぶ、飲み屋である。

昔は随分見かけたこんなノスタルジックな酒販店兼居酒屋も
酒販免許の関係か、時代に合わなくなったのか、
いや最大要因は、酒販店そのものの苦戦によるのだろうが、
いまでは随分減ってしまった。

そんな大阪の酒販店兼居酒屋の良さが東京で再発掘されているよう、
関西人の私にとって、八丁堀の「まる」はそんな印象だった。

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「まる」は、2階店もあるのが斬新。
2階は1階とスタイルが異なり、着席・洋風でワインに力を入れているとのこと、
そちらでも飲んでみたくて2階席が空くのを待ちながら、1階でねばって飲んだ。
が、2階も相当繁盛していて、随分待っても結局席は空かずじまいだった。

それにしても楽しく飲ませてもらった。
5人でビール→酒→持ち込みワイン、と随分飲んだのに勘定はリーズナブル。
ただ、よく飲んだせいで、
帰りがタクシーになったのが少々高くついたが。(地下鉄の駅が真下にあるの
に)

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●▲■ その2:表参道ヒルズの「長谷川酒店」

建築家の安藤忠雄さんと、森ビルが手がけた表参道ヒルズ。
場所柄、若い人や外国の人などで、いつ行っても人出が多い。

中央吹き抜けの細長い空間の中に穏やかな傾斜の通路があり、
洒落た衣料品店、輸入雑貨の店、それに飲食店などが並んでいる。
そんな中に酒販店が一軒。
斯界で有名な酒販店「長谷川酒店」のお店である。

表参道ヒルズに酒販店、と聞くとなんだか場違いだが、
とても洒落たつくり。
向かって右には魅力的なデザインの日本酒びんを集めてディスプレイ、
左には販売のためのリーチインクーラー、そのなかの品揃えも凝っている。

日本酒びんのディスプレイ棚の前には小さなカウンターがあって、
立ち飲みで、グラスのお酒とつまみが楽しめる。

その立ち飲みのメニューが凝っている。
清酒では、十四代、醸し人九平次、東洋美人、松の司、雑賀など。
ほかに発泡清酒も2種あった(知らない銘柄)。
また、焼酎の富の宝山、ワインではアルガブランカ(勝沼醸造)など。

「そそられる」ラインアップで酒好きを標榜する者は訪れる価値がある。

冒頭も書いたとおり表参道という場所柄、若い人や外国人も多い。
酒好きばかりでなく、お酒入門者に対しても外国人に対しても、
日本にはさまざまな銘柄やお酒があること、
かつ日本酒はおいしいことをアピールするためにとても良いと感じた。

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さて、この長谷川酒店に限定で置いてあった商品で
「東一」の「甲州葡萄樽貯蔵」という清酒が印象的だったので、ここに記そう。
その名のとおり、であるが、なんと、
甲州種のワインを貯蔵したオーク樽に清酒をねかした!ものである由。

ボルドー型ワイン壜(ラベル面に僅かなテーパーがある高級タイプ)、
というパッケージもさることながら、中身が印象的。


突然だが、英語を話すソムリエ(になったつもり)だとこんな具合だろう:
  Lightly oaked, (軽い樫ダルの香り)
  Soft, however rich, (ソフトでありながら豊かな味わい)
  Very sophisticated, (たいへん洗練されていて)
  Hint of vanilla and Ginjyo-Ka, (バニラや吟醸香のヒントがある)
  "Break-through wine!" (こりゃあ「画期的ワイン」だぁ!!)


「画期的ワイン」、
知らずに飲めば、そう思わせるような清酒だった。
もちろん清酒区分だが、白ワインに通じる味わい。

東一、というのは佐賀県の五町田酒造さんというお蔵で、
長谷川酒店さん、山梨の勝沼醸造さんとの共同企画とのこと。

タイプは全く違うが、随分以前にサントリーさんが、
(たしか)「月下美人」という商品名の
清酒+ワインの混成酒を出したことがあったのも思い出した。
白ワインと清酒は相性がいいのかもしれない。

表参道で日本酒を再発見した気持ち。
ワイン壜入り清酒というのも、世界に発信する上でとてもいいと感じた。


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さて当社商品のご紹介です。


●▲■ ご紹介アイテムその1:ROOTSディビジョン ●▲■
ワイナリーのための「葡萄選果コンベア」、最大40%値下げ!
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/brewing/Selection_spec.htm
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/brewing/selectsystem.htm


今世紀に入って、
フランスでもイタリアでも(=オールドワールド)、
アメリカでもオーストラリアでもチリでも(=ニューワールド)、
品質を標榜するワイナリーはこぞって、
「葡萄選果コンベア」を導入し始めました。

日本でも大手・中堅のワイナリーで導入が始まっています。

当社ではイタリアDIEMMEの選果システムをご紹介しています。
世界的需要の高まり応じて、メーカーの量産も進み、
携帯電話や光ケーブルではないですが
「最大40%値下げ」です!(機種による、一昨年シーズン比)

いまなら秋の収穫シーズンに間に合います。ご検討ください。

なお、選果についてはeアカデミーにも情報を掲載しています。
http://www.kitasangyo.com/e-Academy/wine/grape_selection_system.pdf

●▲■ ご紹介アイテムその2:ROOTSディビジョン ●▲■
3000cph缶ビール充填機「SMB ROOTS 15L/4S」
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/machine/15L4SJE.pdf


ビールの中〜低速の缶詰め機械は当社の得意とする分野。
世界でもこの分野の機械を製作するメーカーはほとんどありません。

従来、ビールの缶詰め機械としては、
ラボ&極小規模生産用の250cph機、小規模生産用の1000cph機、
の2種をご紹介していましたが、
新しく3000cphの「SMB ROOTS 15L/4S」をラインナップしました。

液体窒素充填などの技術にも対応いたします。

●▲■ ご紹介アイテムその3:ROOTSディビジョン ●▲■
清酒・焼酎のカップ酒充填機「モノトロン33」の新型
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/machine/MonoTron33.html


カップ酒の充填機として日本中の清酒メーカーでご愛用いただいている
「モノトロン33」が新型にモデルチェンジしました。

お客様見学工場でも使いやすいよう外観を改善。
従来どおり移動可能なうえ、よりコンパクト、安全装置も改善。
なお、価格はほぼ据え置きです。

カップ酒ブーム対応の即戦力でご検討ください。

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●▲■バックナンバー閲覧可能!「メルマガ・クロニクル」

http://www.kitasangyo.com/Archive/mlmg/BN_top.html

2002年5月の創刊以来のバックナンバーを収録しています。
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tel.06-6731-0251 mailto:osaka@kitasangyo.com
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tel.03-3851-5191 mailto:tokyo@kitasangyo.com

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