●▲■ きた産業 メルマガ・ニューズ vol.91 ●▲■
発行日:2006年 12月28日(木)
■アルコール飲料産業のためのクロスオーバー情報■
発行:きた産業株式会社 http://www.kitasangyo.com
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年の瀬のご挨拶。 それに、2006年の●と▲と■。
- - - (その1)2006年の■(か▲) 3.5gのリモコン飛行機と、4gの酒ブタ
- - - (その2)2006年の● ビール充填機の仕事が多かった一年
- - - (その3)2006年の● 少しずつ「アカデミック」
- - - (その4)2006年の● 公園の清掃活動、AEDの設置
- - - (その5)2006年の■ 飲酒運転の影響
- - - (その6)2006年の、モロモロの▲や●
(text:喜多常夫)
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今年も暮れようとしています。一年間お世話になりました。
http://www.kitasangyo.com/2007message/message.html
(↑「少し早いですが謹賀新年、それに年末年始の休日のご案内」)
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この1年を振り返って、
「2006年の●(マル=良かったこと)」、
「2006年の▲(サンカク=困ったこと)」、それに
「2006年の■(シカク=印象的だったこと)」、を書きます。
- - - (その1)2006年の■(か▲) 3.5gのリモコン飛行機と、4gの酒ブタ
人気の「Wiiリモコン」は使ったことがないので比較できないのだけれど、
個人的に今年最もインパクトのあった商品は、
「重さ3.5g(!)のリモコン飛行機」でした。
皆さんはご存知でしょうか?結構な人気商品らしく、
日経新聞の2006年新製品ランキング7位と書かれていました。
(因みに、1位「Wiiリモコン」、2位「レクサス」、3位「ワンセグ携帯」)
たとえばビックカメラなど、家電量販店のおもちゃ売り場に行くと
箱が積み上げてあります。
価格は2千数百円だし、理科系中年男性(?)がつい買いそうな商品。
翼長・全長とも20cmくらいで、室内で飛ばして遊びます。
ボディーは発泡スチロール。
プロペラを回すモーターは、直径2mm(!)くらいと超極小。
どこにあるのか見えませんが、蓄電池やリモコン装置も内蔵しているはず。
赤外線リモコンで尾翼が動き、スピードも可変です。
3m四方くらいの室内空間があれば飛ばせる。
試してみると、うまく旋回させられない(?)、
すぐ壁に激突する(!)、ところが、ニクイ。(私のテクニック不足か)
リモコンのバンドには2種類あって、2台を同時に飛ばすこともできるそう。
何でこれほど高度技術のものが、(といっても、おもちゃですが)
わずか3.5gでできてしまうのか!!ああ摩訶不思議。
しかも、価格は2千数百円なのです。
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当社は、お酒の一升壜の王冠を製造しています。
長年使われていて、あまり改良の余地もないように思いますが、
開発会議で議論して、まじめに改良や試作を行っているところです。
で、最近のメインテーマのひとつが
「一升壜の中栓を3.5gにできないか」
現在は約4g。
リサイクルのこともあり重量を減らしたいのですが、これが難しい。
ところが一方、3.5gのリモコン飛行機が売っている現実。
世の中の技術革新はすごい、
と2006年の■(シカク=印象的だったこと)でした。
いや、アイロニーさえ感じます。当社の研鑽不足、
2006年の▲(サンカク=困った)というべきかもしれません。
(社員向け檄:一升壜の栓だって3.5gどころか3gぐらい達成しなくては!)
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余談ながら、今月はじめ、日経新聞の第1面に写真入りで、
次の記事がありました。
「防衛庁、超小型偵察機を開発へ、侵攻・テロを想定
翼幅60センチ、重量は400g、機体は発泡スチロール」
おもちゃ技術が偵察機になったりする時代なのだなあ。。。
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- - - (その2)2006年の● ビール充填機の仕事が多かった一年
地ビールブームのときには、
ずいぶんたくさんビール充填設備を納入させていただきましたが、
ブーム終了後、昨年までの5年は鳴かず飛ばずで、
設備更新はほとんどありませんでした。
ところが、うって変わって2006年は、
3000cphのビール缶詰設備"SMB-ROOTS15L-4S"を納入させていただいたほか、
超低速ですが世界に類のない小型自動ビール缶詰機"Beer Radix"を
地ビールメーカーや大手ビールメーカーの研究所に納入させてもらいました。
さらに、研究用途の液体窒素滴下装置つき新型ビール缶詰機"BRX"も
海外の大手メーカーから受注しました。
その、缶詰機"BRX"の出荷前試運転に立ち会ったとき、
「うちもようやくここまで進歩したか」、と少なからぬ感慨がありました。
他愛ないことですが、
「2時間ほどの連続運転が、床をビールで汚すことなく終了した」から。
ビール充填は泡を噴くので機械廻りがビール浸しになるのが通例ですが、
この10年間、多くの皆さんにビール充填機を買っていただいたおかげで、
蓄積できたノウハウです。皆さんに感謝。
自己満足的で申し訳ないですが、2006年の●(マル)でした。
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- - - (その3)2006年の● 少しずつ「アカデミック」に
当社は経営方針に、
「アカデミックであること」という項目を書いています。
2006年、私は、「ワイン設備」に関して、
酒類総研と山梨県ワイン酒造組合で講演させていただきました。
ウェブサイトのリニューアルで「eアカデミー」なる項目を作って、
キャップ関係の情報、
ビール関係の情報、
窒素や炭酸ガス技術の情報、
ワイン・シャンパン・グラッパの情報などの発信に努めています。
少しではあるけれど「アカデミックな企業」に近づけたかなと思います。
純アカデミック、というよりは実学的ではあるけれど、
2006年の●でした。
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- - - (その4)2006年の● 公園の清掃活動、AEDの設置
当社の大阪の本社の目の前は、
比較的大きな公園と市民野球グラウンドになっています。
仕事とは関係ないのですが、
今年の春先から、毎週末に社員で公園の掃除をするようになりました。
また、つい最近、AED(自動体外式除細動器)を設置しました。
AEDは心臓突然停止の人を電気ショックで救う道具で、
最近よく、駅や空港などに設置しているのを見かけます。
万一の場合、社員だけでなく、
公園や市民野球グラウンドの人にも使えると思っての設置です。
地域貢献のようなことに少しでも着手できたことは、
2006年の●でした。
(公園清掃やAED設置は、当社のブログにも書いています。)
http://blog.goo.ne.jp/kita-slow_blog
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- - - (その5)2006年の■ 飲酒運転の影響
2006年、わが業界(=アルコール飲料産業)にとって、
もっともインパクトのあったことは「飲酒運転取り締まり強化」でしょう。
イギリスで缶ビールを買えば、
アルコール度数や容量に応じて
「1.9 UK ALCOHOL UNITS」とか
「2.8 UK ALCOHOL UNITS」とか印刷してあります。
確か「2.0 UNITS以下なら車を運転してもいい」、
「だから1.9 UNITSの缶ビール(中ぐらいの缶)が良く売れる」
といったような話だったと記憶します。
個人的には、そんなシステムでもいいように思いますが、
今年起こった悲惨な事故を背景とするわが日本は、
たとえ少量でも、
もう飲酒運転は社会的にまったく受容されることはないだろうと思います。
アルコール飲料産業は、そのことを前提に、
いろいろなビジネススキームを組み立てざるを得ない状況ですね。
そのことを●▲■で言うのもおかしいですが、
とにかくわれわれの業界にとって重要な出来事だったとして、
ここでは一応、2006年の■、として記録しておきます。
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- - - (その6)2006年のモロモロの▲や●
2006年は、納期が間に合わない、品質が基準に合わないなど、
実務面でお客様にご迷惑をおかけしたことが多く、
関係の皆様には心よりお詫びいたします。
クレームやコンプレインの件数は例年より多かったと思います。
まことにもって、▲の多い年でした。
2007年は挽回を期して、全社を上げて取り組みます。
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一方、お客様の名前は具体的には書きにくいのですが、
取引させていただきたい、と願っていたお客様と
お取引ができた年でもありました。
たとえば、
業界をリードする有力な酒販店さんに壜を入れさせていただいたり、
蒸留酒の大手メーカーさんのキャップを新しく作らせていただいたり、
自動車用品大手から生産委託を受けていた自動車消臭剤が、
一度他社にいっていたのですが、また当社に戻していただいたり、
などなど。
2006年の●でした。
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5月のメルマガでも書きましたが、2006年は90周年で
それを機に社名を「きた産業株式会社」とひらがな表記に改めることとしまし
た。
そのときには登記上は「喜多産業株式会社」のまま、
と思っていたのですが、気が変わって(?)
来年、2007年1月1日からは登記上も「きた産業株式会社」
と改めることとしました。
社名を改め、心機一転、再創業の気持ちになって
皆様のお役に立つよう勤めます。
なにとぞ2007年も宜しくお願いいたします。
きた産業株式会社 代表取締役 喜多常夫
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2002年5月の創刊以来のバックナンバーを収録しています。
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