●▲■ きた産業 メルマガ・ニューズ vol.225 ●▲■
発行日:2015年12月22日(木)
■アルコール飲料産業のためのクロスオーバー情報■
発行:きた産業株式会社 http://www.kitasangyo.com
------------------< 目 次 >------------------
2016年の○・×・!・?、、、それに、年の瀬のご挨拶。
●▲■ビール業界の2016年:
「ピルスナー・ウルケル」「クラフトビール」「酒税一本化」
●▲■清酒・焼酎業界の2016年:
「清酒輸出150億円」「スペイン・メキシコ」「焼酎輸出4年連続減」
●▲■ウイスキー業界の2016年:
「世界市場での存在感」「ウイスキーのルール」
●▲■ワイン業界の2016年:
「醸造所数は2年で20%増」「日本ワインの原料不足」
●▲■(おまけ)ノーベル賞で「酵母」
●▲■ きた産業の2016年「創業100周年」
(text = 喜多常夫)
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年末恒例の「2016年の○・×・!・?」、
お酒・アルコール飲料業界の2016年を振り返って、
○(マル:良かったこと)
×(バツ:悪かったこと)
!(ビックリ:驚いたこと)
?(ギモン:どうかな、と思う)
を書きます。
(企業名は敬称略で失礼します。)
●▲■ ●▲■ ビール業界の2016年 ●▲■ ●▲■
●▲■ 「アサヒがピルスナー・ウルケル取得見込み」
→「!:ビックリ」と「〇:マル」と「人生ゲーム?」
●▲■ 「クラフトビールが益々クローズアップ」→「〇:マル」
世界1位AB InBev+世界2位SABミラーの合併実現の余波で、
2016年は実にいろいろなことが起こりました。
■中国1位の「雪花」のSABミラー持分49%が、
合併相手の華潤に渡って、純粋中国ブランドに。たぶん世界5位?
■アメリカ2位の「ミラー・クアーズ」のSABミラー持分が、
合併相手のモルソンクアーズに渡って、たぶん世界4位に?
■キリンが保有するオーストラリア1位の「ライオン」が、
どうやら2位に。AB InBevが、その販売委託を、
SABミラー系列の2位「フォスター」に切り替えるだろうから。
■アサヒがSABミラーから、
イタリア1位「ペローニ」、オランダ2位「グロルシュ」などを
約3,000億円で買収。
そして、さらに年末、12月になって、
■アサヒがさらにAB InBevから、元のSABミラーブランドの
チェコ1位の「ピルスナー・ウルケル」、
ポーランド1位「Tyskie」、ハンガリー1位「Dreher」、
ルーマニア1位の「Ursus」、スロバキア2位の「Topvar」、
の東欧5社を、約9,000億円で2017年に買収見込み
と、日経新聞では一面トップで報じられた。
外国のビール業界誌では以前から可能性が報じられていて、
本当かな、、、と思っていたが、実現するとは驚きました。
「!:ビックリ」で、かつ「〇:マル」です。
「ピルスナー・ウルケル」はチェコ語で
「プルゼニスキ・プラズドゥロイ」。
1842年創業、ピルスナー発祥の地の老舗ブランド。
ここまで世界的にブランド価値が高まったのは、
SABミラー傘下になってからの近年の事のような気がしますが、
いまや世界に冠たるブランド。
2014年暮れに見に行ったことがあります。
下記資料の4・5ページ参照。
http://www.kitasangyo.com/Archive/Data/Beer_DE&CZ_2014.pdf
「トリプル・デコクション」に「トリプル・ホッピング」、
「すばらしく近代的」充填工場と「古色蒼然」広大な地下トンネルなど、
他では見たことがない、非常に印象的な工場でした。
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新聞報道では、
約9,000億円という買収額が当初見込みより膨らみすぎて
アサヒの株価が一時下げたそうです。
「リッターあたり買収単価」でみると
●アサヒが「ピルスナーウルケル・ほか」を買った単価は、
●中国・華潤が「雪花」の49%を買った単価や、
●モルソンクアーズが「ミラー・クアーズ」の持分を買った単価
に比べると、はるかに高いと思いますが、
個人的にはピルスナーウルケルだけで十分価値がある気がします。
このような国際的買収は、
一種のゲームのようにも思えます。
時とともに巡ってくる、
■成長株(昔:中国やブラジル、
今:ミャンマー、ベトナム、アフリカ)
■安定株(ヨーロッパ)
■小口株(クラフトビール)
■異種株(ビール以外のお酒、清涼飲料など)
の中から、何を買うのか、、、
手持ち金で買うのか、借金しても買うのか、、、
「人生ゲーム」のようなもので、
さらにコマをすすめてみないと結果はわかりません。
成長株・安定株と思って買っても、あるいは、
失敗株をつかんだと思っても、どんでん返しがあるのが人生ゲーム。
ただ、「ゲームに参加しない」という選択肢は、なさそうです。
これでアサヒの海外売上比率は10%台から20%台になる見込みだそう。
サントリーやキリンが30%台、サッポロは20%弱。
お醤油のキッコーマンがすでに50%以上なのを考えると、
酒類大手4社はまだまだ低いといわざるを得ないでしょう。
これから、さらに国際化がすすんでいくでしょう。
(余談ながら、、、
世界トップのAB InBev、ハイネケン、カールスバーグなどは
アニュアルレポートで「今年は世界でXXX KLのビールを生産」
という数字を公表している。が、日本ではその情報がない。
アサヒさんやキリンさんには、
世界合計でどのくらいビール生産をしたのか、
是非、毎年公表してもらいたいなあ、、、と思います。)
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近年、クラフトビールは毎年活発ですが、
2016年も記録すべきことがいろいろありました。
●新規のクラフト:首都圏だけで2016年に
優に10軒以上(!)ものブルーパブが新規開業。
●既存のクラフトビールブランドでは、増産のため、
新工場建設、タンク増設、充填機更新などが活発。
●日本の2016年のクラフトビールの市場規模は、
全ビールの0.8%くらいか。1%が間近。
●キリンがNYのクラフトビール「ブルックリン」に24.5%出資。
ブルックリンはクラフト12位で、生産量は3万5,000KL(!)。
キリンは日本で同ブランドを販売する計画。
(キリンはすでに、2014年に「ヤッホー」に33.4%出資、
2015年から「Spring Valley Brewery」を運営。)
●アサヒのペローニ、グロルシュ買収には、
英国のクラフト「ミーンタイム」が含まれる。
●キリンでは、クラフトビールに国産ホップを供給する計画も。
日本では報じられていないけれど、
AB InBevも続々とクラフトビールを買収しているようだ。
アメリカのように「クラフトのシェアが20%(!)」になるのは、
当分難しいとは思いますが、
「クラフト」は、今後しばらく、
「プレミアム」と並ぶ重要なキーワードでしょう。
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以前から懸案だった、
「ビール系3種の税額を10年かけて段階的に統一」
がほぼ本決まりというのも2016年の大きなトピックスで、
業界では、会社・立場によって賛否があるようです。
このことについては、前回メルマガで、
「ビール類の酒税統一」vs「逆進的価格弾力性」?
http://www.kitasangyo.com/Archive/mlmg/melmaga224.html
と題して書いたので、ここでは割愛。
●▲■ ●▲■ 清酒・焼酎業界の2016年 ●▲■ ●▲■
●▲■ 「2016年の清酒輸出は150億円を予測」→「○:マル」
●▲■ 「スペインやメキシコにサケ醸造所が」→「!:ビックリ」
おととしと去年のこの年末メルマガで、清酒輸出について、
「2014年は115億円を予測」
「2015年は10万石越えを予測」
と書いて、2年連続、ズバリ!、的中させています。
(貿易統計の実績は翌年2月末に発表されるのですが、
2014年は115.07億円、2015年は10.04万石だった。
我ながら、うまく当てました。)
本稿を書いている時点で、貿易統計が発表されているのは10月まで。
それに11月・12月の個人的予測数字を足すのですが、
今年もズバリ予想を書いておきます。
「2016年は150億円(10.8万石)を予測」
伸び率はやや鈍ったとはいえ好調を維持。
2013年に100億円を超えて以降、
「3年で1.5倍」の勢い、
おおいに「○:マル」です。
ただ、後述の通り、ウイスキーの輸出は
「3年で2.7倍(!)」ですが。
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そのほか、2016年で印象に残っているのは、
いくつかの有力老舗ブランドのオーナーが変わった事。
榮川酒造 ← ヨシムラ・フードHD
花春酒造 ← 幸楽園HLDGS
梅錦山川 ← 白鶴酒造
銀盤酒造 ← 阪神酒販
すでに、
ヨシムラ・フードHDは、桜顔酒造
白鶴酒造は、桃川
阪神酒販は、千代菊、常楽酒造、阿櫻酒造、ほか
を経営されている。
このようなことは昔からあることだし、
清酒に限らず、本格焼酎・ワイン・クラフトビールでも、
毎年何件かあるのだけれど、どれも結構、意外でした。
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もう一つ、2016年で印象に残っているのは、
海外に於ける、マイクロ(クラフト)・サケ醸造所の増加。
このメルマガでも紹介しましたが、2016年は、
「スペイン」と、
「メキシコ」に、サケ醸造所ができました。
その場所(国)が意表をついていて、「!:ビックリ」です。
ヨーロッパでは、
「ノルウェー」に既にあるほか、
「イギリス」に来年、開業します。
「フランス」や「イタリア」でも、動きがあるようです。
北米のマイクロ・サケ醸造所の増加はご存知の通り。
以下のように、把握しているだけで14か所。
http://www.kitasangyo.com/Archive/Data/world_sake_map_ed3.pdf
アメリカでは、
■「クラフトビール醸造所」が「5,000」以上*
■「クラフトスピリッツ蒸留所」が「1,300」以上**
それからすれば、
■「クラフトサケ醸造所」が「50」や「100」
になっても、全く不思議はないと思います。
(出典)
* "just crossed the 5,000 mark, a total of 5,005
breweries in America at the end of Nov."
[アメリカのBrewer's Association、12月5日発表]
** "more than 1,315 craft spirits producers
in the United States identified”
[American Craft Spirits Association、10月18日発表]
なお、2016年、海外のサケでは、ブラジルの清酒、
「東山(とうざん)農産加工」社が
「東麒麟(あずまきりん)」社に社名変更したことも、
記録しておきたいと思います。
海外の清酒生産は、ますます増えていくでしょう。
●▲■ 「焼酎輸出は4年連続減(の予測)」→「×:バツ」
一方、焼酎の輸出はというと、、、
2012年 17.3億円
2013年 17.1億円(1%減)
2014年 16.0億円(6%減)
2015年 15.7億円(2%減)
2016年予測 15億円程度(4%減程度)
(注:財務省輸出統計ベース。甲類も含むが、9割以上が本格焼酎)
清酒と並んで「國酒」を名乗るのに、なんと、
2013年以降「4年連続減」を見込む。残念、「×」です。
金額規模は清酒の1/10。
2012年までは、清酒に何歩か遅れとはいえ増加傾向だったのが、
焼酎がなぜこのように落ち込むのか。。。
海外のお客様を九州に招待して焼酎蔵元を見せるなど、
すでにいろいろな努力をされていますが、
海外戦略は今後とても重要になると思います。
●▲■ ●▲■ ウイスキー業界の2016年 ●▲■ ●▲■
●▲■ 「世界に於ける存在感の高まり」→「○:マル」
世界に於ける日本ウイスキーの存在感はずいぶん高まりました。
海外出張で空港免税店やウイスキー専門店をのぞくと、従前からの
●サントリー(グレインの「知多」は一気に露出度が上がった)、
●ニッカ(こちらも以前からグレインがあって人気)
●キリン(「富士山麓」)
●ベンチャーウイスキー(「イチローズモルト」など)
のほか、この1~2年で
■本坊酒造(「マルス」など)
■江井ヶ嶋酒造(「ホワイトオーク」)
■中国醸造(「戸河内」)
など、新ブランドをずいぶん見かけるようになりました。
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日本ウイスキーの輸出は
2012年 25億円(25%増)
2013年 40億円(61%増)
2014年 58億円(47%増)
2015年 103億円(78%増)
2016年予測 110億円程度(6%増程度)
2015年までの異常なほどの急増に対し、
2016年に伸び率が鈍化したのは、
「タマ(原酒)」がないから?
しかし、
サントリーさん、ニッカさんとも
今年、数十億円規模の設備投資をして、
タマの増産を準備されています。
大手以外でも、
新しくポットスチルを導入して蒸留を開始する会社、
ストックや購入品のブレンドで販売を開始する会社、
が相次いでいて、いまや10社以上。
ウイスキーはエージングに最低3~5年かかる。
東京オリンピックの2020年が
「仕込んだタマ」が一斉に出てくる頃。
ひょっとしたら、この頃に
「ウイスキー輸出」が「清酒輸出」を上回るかもしれません。
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一方、
台湾の「KAVALAN」ウイスキー
(「金車」という大手飲料会社が、2008年に設立。
社長の李さんは、日本の明治大学卒だそう)
も、日本品と並んでヨーロッパで人気が確立。
日本ウイスキーのあるところにはぼ並んで置かれています。
オーストラリア、スイス、フランス、ベルギーなど、
ウイスキー生産と無縁だった国にもウイスキー蒸留所ができて、
続々、国際マーケットに登場して一定の人気を得ている。
日本では日本ウイスキーを、
「世界5大ウイスキー」の一つというけれど、
ヨーロッパでは、日本製と、台湾その他の国製を合わせて
「whiskies du monde」(仏)、「whiskies of the world」(英)、
すなわち「(その他の)世界のウイスキー」と呼ぶ人が多い。
日本ウイスキーが、
「世界のウイスキー」の中の国際競争に打ち勝って、
クールジャパンのプレゼンスを保つためには、
「品質」と「プレミアム性」が勝負になると考えます。
日本では、ウイスキーに、
「貯蔵3年以上」や「ポットスチルで蒸留」という
ルールがないことには、一抹の不安を感じます。
2018年からの「日本ワイン」ルール式に、
「日本ウイスキー」にも一定のルールをきめる事が、
「品質」と「プレミアム性」の条件になるように思います。
門外漢が勝手な意見を言う事を許していただければ、
スパークリングワインで
ご本家フランスの「シャンパーニュ」より
後発のイタリアの「フランチャコルタ」のほうが
より長い(厳しい)エージング規程を設けて成功した事例などを
参考にすべきではないかと思います。
●▲■ ●▲■ ワイン業界の2016年 ●▲■ ●▲■
●▲■ 「日本ワイン、ますます増加」→「〇:マル」
11月の日本ブドウ・ワイン学界の発表では、
「日本ワイン」(国内のぶどうで醸造されたワイン)の生産者は、
2016年3月末現在で261者・280場。
新規免許取得は、2014年度は17場、2015年度は34場(!)。
だそうです。
ワイン醸造所数は、
2014年までは「10年かけて約20%増えた」のが、その後、
2016年までで「たった2年で約20%増えた」計算。
クラフトビールとならんでワイン醸造所は設立ラッシュ。
ともにいまや300か所程度の規模。
ブドウ作りからはじめるオードックスな経営が中心ですが、
ブドウ畑と関係ない都市部にできる街中ワイナリーもある。
特区制度(2KL=2,700本程度)で考える人が多いので、
ワインだけでは経営が難しそうなのは懸念点だし、
(1本3,000円の高値で直売しても売上800万円)
余りにも急増なのはやや「?:ギモン」ではあるけれど
日本ワインのブランドが増えるのは「○:マル」。
東京オリンピックの2020年までには、
さらに50以上はできるでしょう。
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一方、ブドウの不足は深刻なものがあるようです。
「苗木不足」に加えて、
近年、異常気象ではなく、常態気象化している
「台風、豪雨、酷暑、大雪など」のインパクトも大きい。
新規参入者はもちろん、
「日本ワイン」の表示ルールの施行、
2018年秋が近づくにつれ、既存業者のブドウ需要も膨らむ。
どのように良質のブドウを確保していくのかが
日本ワインの今後を大きく左右すると思います。
なお、日本のワイン業界にもずいぶん関係のあった
■ポール・ポンタリエさん(Ch.マルゴー支配人・醸造責任者)
■ドゥニ・デュブルデューさん(ボルドー大学教授)
が、50代60代の若さで相次いでなくなられたのは、
2016年の出来事として記録すべきことでしょう。
一方で、長野、岡山、北海道の大学で新しく、
ワインの研究部門や講座ができる・できそうだ、と聞きます。
国内の学術的サポート体制が幅広くなるのは、
日本のワイン業界に朗報といえます。
●▲■ ●▲■ (おまけ)酵母の2016年 ●▲■ ●▲■
日本の大隅良典さんがノーベル賞を受賞されました。
「オートファジー(自食作用)」が受賞対象ですが、
その研究は酵母で行われたそうです。
「細胞の基本原理は酵母で解けると信じている」
とは大隅さんの言葉。
お酒を醸す「酵母(サッカロマイセス・セレビシエ)」にとって
名誉なこととして、2016年の「〇:マル」をつけておきます。
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●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■ ●▲■
長々書いて失礼しましたが、今年も押し詰まりました。
暮れのご挨拶を申し上げます。
http://www.kitasangyo.com/2017message/message_2017.html
(↑「5か国語クリスマス&年賀のカード、
それに、年末年始の休日のご案内」)
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●▲■ きた産業の2016年「創業100周年」 ●▲■
2016年は、創業100周年の年でした。
おかげ様で、9月末の決算で最高売上を更新する事ができました。
全国多くのお得意先の皆様のおかげと感謝しています。
一方、クレームや納期などでご迷惑をおかけした事や、
思惑通り進まなかった事が多々あり、
体制・体質を改めねば生き残れないと、
気を引き締めさせられた1年でもありました。
従来からの会社方針、
「清酒、焼酎、泡盛、
ビール、ワイン、ウイスキー、リキュールなど
酒類産業全方位で高い存在価値のある企業を目指す」
「[他社と違う独自の技術や商品企画]を志し、
[アカデミック]で、[デザイン力]で勝負できる企業」
をさらに高いレベルで実現するべく、
皆様のお役にたつよう取り組んでまいります。
2017年も、なにとぞ宜しくお願いいたします。
そして、昨年も書きましたが、
2017年は、世界がより平和になるよう願っています。
きた産業株式会社 代表取締役 喜多常夫
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2002年5月の創刊以来のバックナンバーを収録しています。
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