●▲■ きた産業 メルマガ・ニューズ vol.76 ●▲■
    発行日:2006年 3月20日(月)
 ■アルコール飲料産業のためのクロスオーバー情報■
発行:きた産業株式会社 http://www.kitasangyo.com

------<FOODEX JAPANにご来場いただいた皆様へ>------

先週、3月14日から17日まで幕張メッセで行われた、
FOODEX JAPAN 2006(国際食品・飲料展)では、
全国から多くの皆さんに当社ブースにお立ち寄りいただきました。
ありがとうございました。

お聞かせていただいたさまざまなご要望や情報を、
お役に立つ提案に結び付けてまいります。
               (きた産業 スタッフ一同)

------------------< 目 次 >------------------

>>>FOODEX JAPAN 2006(国際食品・飲料展)報告
●▲■「私的デザイン・アワード」ラベル編&パッケージ編

>>>FOODEXで個人的に印象的だった展示のご紹介、2件
●▲■「東京農大花酵母研究会」の展示
●▲■「EAT−ヨーロッパの本物の味」の展示

ご紹介アイテム●1▲「びんやキャップをご採用いただいた商品事例」
ご紹介アイテム●2▲「ニッポンの量り売りシーン、酒&ワイン」

                    (text=堀田恵美子)


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>>>FOODEX JAPAN 2006(国際食品・飲料展)報告
●▲■「私的デザイン・アワード」ラベル編&パッケージ編

ジャ〜〜〜ン♪  さて、昨年に続き、今年も、
当社メンバーがFOODEX会場で見つけた
印象的なラベルやパッケージをご紹介します。


「ラベル編」
▲焼酎・泡盛・清酒の「レトロ」&「ネオレトロ」ラベル特集(日本)
▲箱を開けるとマリリンのセミヌード(アメリカ)
▲「全製品統一ラベル」(アメリカと日本)
▲「全製品統一びん」 (フランス)

下記を参照ください!
●▲■アーカイブ資料「私的デザイン・アワード:ラベル編」
http://www.kitasangyo.com/Archive/Data/FOODEXJ2006_L.pdf


「パッケージ編」
■首も胴も逆テーパーの壜 (日本)
■「ハンドルつき」と「波型」のびん (イタリア)
■ゴッホやレンブラントがビールを飲む? (オランダ)
■よくぞここまで「銃弾型」「人形型」「楽器型」(米、露、日)

下記を参照ください!
●▲■アーカイブ資料「FOODEXで印象的だったパッケージ:びん&容器編」
http://www.kitasangyo.com/Archive/Data/FOODEXJ2006_P.pdf


パッケージ・デザインは奥が深いなあ。
世界各国のパッケージが見られるFOODEXは、大変参考になりました。

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さて、会場を見て回ったなかで、パッケージ・デザインとは別に、
個人的に興味深かった展示を2件、ご紹介いたします。

>>>FOODEXで個人的に印象的だった展示のご紹介(その1)
●▲■「東京農大花酵母研究会」のブース


東京農大の中田久保教授が花から分離することに成功した「花酵母」。
東京農大卒業生を中心とした全国の三十数社の蔵元が共同で、
花酵母で作った清酒・焼酎をPRしているブースがありました。

「花酵母」とは、
実際の花を個体培地、液体培地などで培養して酵母を選抜し、
さらに実際にテスト的な仕込みを行って
優良株を選び出したお酒の酵母だそうです。


ナデシコ、しゃくなげ、ベゴニア、ひまわり、月下美人、など
現在14種類の花酵母が実用化されているそう。

吟醸香として、酢酸イソアミルやカプロン酸エチルという名前を聞きますが、
たとえば、ナデシコはカプロン酸エチルを多く生成、
しゃくなげ、ベゴニアは酢酸イソアミルを多く生成、
日々草は両方を生成、など花によって特徴があるとのことです。

試飲させてもらった各種の花酵母の清酒、焼酎は、
確かに独特の香りと味わいで、これは面白いなあ、と思いました。

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花酵母も興味深かったのですが、
感心したのは、大学の名前で出展するパワー、というか
酒造業界に於ける東京農大パワー。

全国の蔵元を回っている当社の営業マン諸君からも、
「東京農大出の蔵元が多い」、
「東京農大出は横のつながりが強い」、とよく聞きます。
東京農大強し!と感じました。

東京農大の花酵母に関するサイトは下記です。
www.hanakoubo.jp/


「花酵母ワイン」や「花酵母ビール」も、
同じサッカロマイセス・セレビシエだと思うので可能ではないでしょうか。

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>>>FOODEXで個人的に印象的だった展示のご紹介(その2)
●▲■「EAT(European Authentic Tastes)−ヨーロッパの本物の味」

「フランスのAOCやイタリアのDOC(原産地呼称統制)を参考に、
EU(欧州連合)加盟国の伝統や地域に根ざした食品の保護と販促を目指した
品質保証制度」と銘打ったブースで、つい目がいきました。


PDO(原産地名称保護)、PGI(地理的表示保護)、TSG(伝統的特産品保証)
の3つのカテゴリーがあり、それぞれ認証ロゴマークがある。
別に、Organic Farming(有機農法)という認証ロゴもある。


1992年にできた、とのことですが、いままで知りませんでした。
出展者側も、展示会でブースを出しての周知キャンペーンは今回初めて、とのこ
と。

紹介資料に、ワインでおなじみのAOCやDOCという名前も出ているし、
認定対象にビールやシードルも入っているので、少し聞いてみました。

「ワインのAOCやDOCも、このシステムに組み入れられるのですか?」
「ワインは既にシステムが確立しているので対象外。
本当はアルコールドリンク以外を想定していたのですが、
何故かビールやシードルが入っているのです」

チーズ、ハム、オリーブオイルなどが主力であるようですが、
認定品の詳細を見ると、たとえば、
ドイツの「ケルシュ」(日本の地ビールでおなじみ)はPGIに、
ベルギーの「ランビック」や「グース」はTSGに、
またフランスの「ブルターニュ産シードル」はPGIに指定されている。

「シャンパン」はフランス・シャンパーニュのもの、
他の国・地域では使ってはいけない、
という原産地呼称の概念が世界的に浸透しつつありますが、
そのうち、ビールやシードルもそうなるのでしょうか。

前回メルマガで、
「米国でセミ・ジェネリック呼称と捉えて使用が認められていた、
シャンパン、シェリー、シャブリ、ポート、バーガンディー、マラガなど
17の名称(EUの主張は原産地呼称)について、
今後新たに発売されるワインには使用しないことに米国が合意」

と、喜多が書いていましたが、
地ビールでケルシュという名称が使いにくくなる日がくるのかも?


●▲■

EATキャンペーンは、
日本、アメリカ、中国への浸透を目指している、とのこと。

ヨーロッパは、もちろん
「食の伝統・文化を守り、消費者がわかりやすいシステムを構築」
するために努力しているのでしょうが、
「伝統的な資産を、ビジネスとして戦略的に活用することに腐心」、
ともみえました。

EAT(European Authentic Tastes)に関するサイトは下記です。
www.europa-quality-food.jp

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さて、商品紹介です。

●▲■ ご紹介アイテムその1:K2&KKディビジョン ●▲■ 
「FOODEX JAPAN 2006出展・
    びんやキャップなどをご採用いただいた商品事例」
http://www.kitasangyo.com/Archive/Data/FOODEXJ2006-syohin.pdf


●▲■ ご紹介アイテムその2:K2ディビジョン ●▲■ 
「FOODEX JAPAN 2006出展・
    ニッポンの量り売りシーン・酒&焼酎 ed.03」
http://www.kitasangyo.com/Archive/Data/hakariuri-japan.htm

「FOODEX JAPAN 2006出展・
    ニッポンの量り売りシーン・ワイン ed.02」
http://www.kitasangyo.com/Archive/Data/hakariuri-wine.htm

FOODEXでご紹介した商品や、
量り売り機材のご採用事例です。
営業部あてでお問い合わせください!

               (text:堀田恵美子)

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